【インプレ】大森製作所 ダイヤモンドマイクロ7 デラックス【メイドインジャパンの技術力】

オールドスピニング
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先日ガルシアの3800を買って使ってみた所、味のあるデザインが何とも使ってて心地良い事に気が付いた。

慣れれば意外と普通に使える事、構造がシンプルなので壊れても自分で対応できそうな事もわかったので、ちょっと他のオールドリールも使ってみたくなった。

そこで今回新たに購入したのが大森製作所のダイヤモンドマイクロ7 デラックス

大森製作所は今はもう存在しないが技術力には定評があり、このダイヤモンドマイクロ7デラックスは2200Ⅱというモデル名でシェイクスピアにOEM供給されていて、海外での評判も高かったとか。

そんな大森製作所のダイヤモンドマイクロ7をインプレ。

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外観など

勿論現行で生産はされていないので、中古で綺麗な個体を見繕って購入。

左から↓

左斜め前から↓

前から↓

右斜め前から↓

右から↓

右斜め後ろから↓

後ろから↓

左斜め後ろから↓

上から↓

下から↓

ダークグリーンのボディがカッコイイ。無用な装飾部品は無いが、ボディ右側の立体的なロゴがオシャレ。

インスプールタイプのリールはローター周りがごちゃごちゃしてないのが良い。

サイズ感

サイズは現行の2000番くらいのサイズ。17エクセラー2004Hと並べるとこんな感じ↓

ガルシア3800と比較するとこんな感じ↓同じインスプールタイプのリールなので雰囲気は近い。サイズ感も大体同じ。

カーディナル33と並べてみるとこんな感じ↓やはりカーディナルのデザインは唯一無二な気がするが、ボリューム感は近い。

重量について

重量は196.0g。金属ボディの2000番クラスとしてはかなり軽いのではないだろうか。

最近のダイワのLT = ライト&タフコンセプトに通ずる物がある。これが40年ほど前に実現されていたと思うと・・・結構驚き。

ロッドに付けてみる

ロッドに付けてみるとこんな感じ↓

フェザリングがしやすいのはガルシア3800と同じ。

ハンドルについて

ハンドルはアルミ製。ハンドルの左右入れ替えは不可。

根本のネジを緩める事でハンドルノブの向きを内向きにすることができる。

ハンドル長は約45mm。

ハンドルノブは取り外しできないタイプ。

ハンドルの取り付けはねじ込み式を採用。お陰でハンドルのガタはかなり少ない。

スプールについて

スプールはアルミ合金製。

ワンタッチ式でなく、昨今のリールと同じようにドラグダイヤルを外すとスプールが抜けるタイプ。

これだとスプール軸にラインが絡んだ時に外しにくいのでは・・・?と思ったが、そもそもスプール軸にラインが入り込まないように、スプール下端にモールが巻かれている。

スプール径は実測で40.5mm。

ギア比が4.9:1なので、ハンドル1回転あたりの巻取り量は最大62.3cmとなる。実際はもう少し少な目になると思うが、ギリギリ渓流でも使えそうな感じ。

ローター周り

スプールを外すとこんな感じ↓

シンプルな構造で、ベールとベールを返す為の部品が並んでいる。

ベールは今で言う所のワンピースベールタイプ。段差が無く、ラインがスムーズにラインローラーに誘導される仕組み。

ベールを起こす時は手で起こすが、戻す時はハンドルを回して戻すタイプ。ガルシア3800やカーディナル33と同じ。

ギアボックス周り

ちょっと珍しい事に両サイドのサイドプレートが外れるようになっている。

右側を外すとこんな感じ↓

一方でハンドル側を外すとこんな感じ↓

ボディ側にはピニオンギア、メインシャフト、オシュレーションスライダーのみのシンプルな構造。

一方で、左側のサイドプレートにメインギアが。

この斜めに切られたメインギアはハイポイドフェースギアと言って、現代のスピニングの基本となっているが、発祥は大森のリールからと言われている。

ラインを巻いてみた

まずは4号ラインを55m程下巻き。

その後4lbラインを85mほど巻いたらこんな感じになった。

おおよそ平行に巻けているっぽい。

軽く投げてみた

部屋の中で軽く投げてみた。

衝撃的なのがローターの回転バランスの良さ。

ガルシア3800は回転中にかなりプルプル震えるが、ダイヤモンドマイクロ7は殆ど振動しない。機械的なガタも少なく、かなりしっかりとできている印象である。巻取りはやや重いが滑らか。

ベールもスムーズに返るし、ラインローラーへのラインの噛み込みも無いのでトラブルが少なそう。

とはいえ、全くトラブルが無いわけでなく、時々↓のようにラインが引っかかったりはする。

あと一つ気になるのがラチェット音の大きさ。かなりボリュームが大きいので、ONにして釣りをするのは結構しんどい。まあミッチェル方式で取り込む時だけONすればいいかな。

近所の川にて

近所の小川でちょっと投げて来た。ロッドは新しく買ったファインテールのFTX-50/565L。長さが2通り楽しめる変わったロッドだが、今回は5ftで使用。

この川は先日カワムツとオイカワが釣れたのでスピナーを中心に投げてみた。

1.6gのAR-Sを投げてみたが、ガルシア3800より回転ブレが少ないのでスピナーが回ってるかどうかはわかりやすい。

ミノーのトゥイッチにも使える。

ただ、糸ヨレは結構発生しやすく、1時間ほどの間に2回ほど撚れた糸を直すシーンがあった。けどまあ直せないほどではなく、これくらいの頻度なら許容範囲内かな、というところ。

今回はアタリはあったが掛からなかったので、次は何か釣ってみたいと思う。

軽くオーバーホールしてみた

回転が滑らかなのに何か重い・・・という事で、一回全バラして洗浄してみた。

ベアリングを脱脂して再グリスアップ。

ピニオンギアとベアリングカバーを取り付け。

ローターを取り付け。ローターと本体の間にはワッシャーが入っている。もし平行巻きじゃない個体に当たったらここのワッシャーを厚くすれば何とかなるのかもしれない。

ローターナットは逆ネジなので注意。

シャフトを挿入。

オシュレート用のスライダーを通してネジ止め。

ドライブギアも洗浄してグリスアップ。

サイドプレートも洗浄してグリスアップ。多めにグリスを塗る事でラチェット音が穏やかになった。

その後組み立てたら結構回転がスムーズになった。中古なので古いグリスが固くなっていたものと思われる。

渓流で使ってみた

回転も軽快になったので渓流デビューさせてみた。

キャストは問題無し。流れのある上流域でも巻取り速度は何とかついていける感じ。

お陰でサイズは大きくないが無事ヤマメをキャッチする事ができた。

2時間程使ってみたが、大きなトラブルは無し。糸ヨレしやすいのは相変わらずだが、フェザリングをちゃんとして糸フケをなるべく出さないようにする事でトラブルを最小限に抑える事ができると思う。

まとめ

オールドリールにしてはかなり完成度が高い事がわかった。

カーディナル33と比較すると、

ローター回転のバランス:ダイヤモンドマイクロ7デラックス > カーディナル33

回転の軽さ:カーディナル33>ダイヤモンドマイクロ7デラックス

巻取りの滑らかさ:カーディナル33>ダイヤモンドマイクロ7デラックス

糸ヨレ具合:ダイヤモンドマイクロ7デラックス>カーディナル33

といった感じかな。総合的に見ても全然普通に使えるレベルだと思う。

ダークグリーンのボディは渓流に映える。

これから更に使い込んで行こうと思う。

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