【インプレ】AMO φ30mm ダイワ 19CT SV用 フィネススプール【衝撃の軽さ】

ベイトリール
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現行の丸形ベイトリールで渓流ベイトフィネスに使えそうなリールと言えば、シマノのカルカッタコンクエストBFSかダイワのミリオネアCT SVか・・・と言いたい所なのだが、ミリオネアを使っている人は殆ど見かけない気がする。

自分も今まで使っていなかったのだが、その大きな理由の一つが純正スプールが結構深溝である事。

以前1号ラインを巻いて管理釣り場で使った所、3gくらいのルアーなら十分に投げられたので軽量ルアー対応力は十分あると思う。

しかし、細糸を巻いた場合はスプールの糸巻面の径が小さすぎて、必要以上にブレーキが強くなったり、糸癖が付きやすかったり、巻取りが遅くなったり・・・と、ベイトフィネス専用機と比較すると若干使いにくい感じになる。

ではそれを浅溝軽量スプールに変えたら良いのでは・・・と思い、導入する事にしたのが今回紹介するAMOのベイトフィネススプール

限界まで肉抜きされたスプールは純正スプールの約半分の重量で、浅溝なので糸巻面の直径も確保できるようになっている。

価格も6000円弱とお手頃だったので試しに買ってみる事にした。

という事で今回は、手持ちの19ミリオネアCT SVをベイトフィネス専用機にしてみたいと思う。

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パッケージ

パッケージはこんな感じ↓

スプールは樹脂ケースに入っていた。あとはオマケでスプーンが1個。

開封するとこう↓

今回は元々のスプールと同じ黒を購入。他には赤、金、紫がある。

外観など

糸巻面はかなり肉抜きされていて、見るからに軽そうな雰囲気。

インダクトローターにはなぜか墨の文字が。ちなみにローターは固定されているので、AIRブレーキでなく固定ブレーキになる。

反対側にはベアリングが。ベアリングはマイクロベアリングを採用。

純正スプールと並べるとこんな感じ↓

かなり浅溝になっている事がわかる。

インダクトローターの位置は純正よりちょっと出ている。

重量について

気になる重量は・・・

何とビックリ4.8g。しかもベアリング込み。

純正スプールが9.5gなのでほぼ半分である。これならかなりレスポンスが良くなるのではないかと思う。

取り付けてみた&ラインを巻いてみた

早速本体に取り付け。寸法はバッチリですんなり付いた。

とりあえず1号ラインを50m巻いてみた。

ラインを巻くとスプールの穴は見えないので純正と雰囲気は変わらない。しかし糸巻面の径は実測で28.5mmとなった。

これならブレーキが強くなりすぎないし、巻取り速度も64cm/ハンドル1回転くらいになる。

軽く投げてみた

まずは廊下で試投。2.9gの消しゴムは余裕でフリップキャストできた。

じゃあもう少し軽いのを・・・という事で2.2gのコードクリップを投げてみた。

比重が軽くて飛びにくい物体だが、これも低弾道ですんなり飛ばす事ができた。これはかなりベイトフィネス対応力が上がったと思われる。

巻取り速度も十分なので、渓流デビューが楽しみ。

ちょっと気になる点

まずはラインが隙間に噛み込む所。

これに関しては20アルファスAIR TWでも時々起こる現象なので、まあ糸を浮かさないように気を付けるしかない。

あともう1つ、キャストする時にベアリングがシャーシャー鳴るのが若干気になる。オイルを注したら多少マシになったが・・・そのうち交換しようかな。

管理釣り場にて

自然河川を区切ったタイプの管理釣り場、秋川国際ます釣場で使ってみた。

川幅は広くて10mくらい。区画の長さも同じくらいで、時々15-20mありそうな区画も、という感じ。

ロッドはエゲリアネイティブ46XUL、ラインはナイロン4lb。

まずは3gのシンキングミノーからテスト。

これに関してはかなり快適にキャストできた。安定して20mくらい飛ばせるし、純正スプールよりかなり出だしが良くなっているので、軽いキャストで近距離を撃つ、といった使い方でも使いやすかった。

続いて2.1gのAR-S。これも普通に投げられた。飛距離は15mくらいかな。

自然渓流ではお世話になる事の多いルアーなので、コレが投げられるというのはありがたい。

お次はもう少し軽い1.4gのスプーン。

これも普通に投げられたので驚いた。軽量ルアー対応力ではアルファスAIR TWに迫るものがある。

1.0gのスプーンは少し出遅れる感があったが、リリースタイミングに気を付ければ使えそうな感じ。飛距離は10mちょいくらいかな。

流石に0.6gのスプーンは投げられなかった。

でもまあ管理釣り場はともかくとして、ネイティブ狙いの時は2gくらいのものまでしか使わない事を考えれば十分すぎる性能だと思う。

お陰で釣果の方もバッチリ。

ブレーキが固定なので、AIRブレーキと比較すると思いっきり振り切った時の最初のブレーキが不安→少し強めに設定→若干飛距離落ちるかも?といった雰囲気はある。

TWSが無い事もあってイレギュラーが発生した場合のバックラッシュはやや激しい。

しかし、軽く振っても強く振っても同じように効く、というメリットがあるので、やや強めにしておいて近距離を狙う場合には固定マグの特性が生きてくるように思う。

まとめ

実際に使ってみた所、やはりレスポンスが格段に良くなったのでかなり軽量ルアー対応力が上がったと思う。

1.5g以上あれば普通に投げられる事がわかったので、純正スプール使用時の「ベイトフィネス的に使える」から、「ベイトフィネスに完全に対応」に変わったと言える。

少ないラインでも巻取り速度が確保できる事もあって、かなり実戦的な渓流ベイトフィネス機になったのではないかと思う。

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