バス釣りの魅力と言えば、「こんなんで釣れるの!?」と思われる珍妙なルアーでも釣れたりする所。
お陰で世の中には様々なルアーが溢れているわけだが、その中でも特に珍妙な部類に入ると思われるのが今回紹介するウルトラマンルアー。
空を飛ぶウルトラマンを模した形状なのだが、一応ちゃんと魚が釣れるように考慮されているっぽいのが面白い所。
今回はたまたま中古で手に入れたウルトラマンルアーをインプレ。
外観など
横から↓
上から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
ウルトラマンの形状をリアルに再現している。腰の部分がジョイントになっており、泳いだ時にクネクネするようになっているのが面白い所。
複雑な形状ではあるがボディが細いので、恐らく内部にウエイトを仕込むのが難しかったからなのか、リップにウエイトが仕込まれている。
また、ボディが細い=浮力が小さい、という事でタイプはシンキングとなっている。
重量について
重量は5.6g。シンキングだが結構軽め。
特に後方重心とかではなく、ジョイントもあるので飛距離はあまり期待しない方が良い。
フックサイズ
フックサイズは#8。元々ついてたフックはちょっと先端が丸まってたので、フロントフックを#8、リアフックを#10に交換してみた。
フックの位置、サイズは割と真剣に考えられているっぽく、#8だと丁度ボディより僅かに幅が広い感じになる。前後のフック間隔も良い感じに干渉しない程度になっている。
ジョイントについて
ジョイントの可動範囲は控えめな感じ。
人間の腰はそんなに横には曲がらないので、ある意味リアルな可動範囲とも言える。
投げてみた感じ
スピンキャストリール×8lbナイロンの組み合わせで投げてみた。
やはり前方重心&ジョイントのお陰で飛行姿勢は不安定であり、あんまり飛距離は望めない。
大体15mちょい、といったところだろうか。
スイム動画
泳がせてみるとこんな感じ↓
アクションは弱弱しいタイトウォブリングアクション。もっとブリブリ動くかと思ったが少し拍子抜け。ちなみにこれより早く巻くとアクションが破綻し、大きく螺旋を描いて泳いでくる。
まあウルトラマンは空中でプリプリ動いたりはしないので、ウルトラマンの再現、という点ではリアルではある。
もしかしたらリアフックにティンセルとかを付けて、I字系ルアーにしてみるといいかも。
フォール中はテンションを抜くとリップに付いているウエイトを先頭にしてスパイラルフォールしていく。視認性も高いので、見えバスに向けてフォールさせてチョンチョンとアクションさせる、とかだと面白いかもしれない。
まとめ
一応ちゃんとルアーとして機能していることがわかった。
一般的なルアーと比較して釣れそうな要素は特に無いが、釣れた場合の嬉しさは2倍くらいあると思う。ルアーには遊び心があっていい、というのを思い出させてくれるルアーである。
あんまり「釣ってやろう!」という気持ちが全面に出ると趣味のハズなのに疲れる時もあるので、そんな時にコレを使うと気分がリフレッシュされていいのではないだろうか。