スパイラルフォールやサーカスアクション、それに加えて水流を受けて自発的に動くオクトゴナルテールで大人気のドライブSSギル。
今回そんなドライブSSギルにダウンサイジング版となる2インチが登場した。
オリジナルの3.6インチが出てから2年近く経ってのリリースなので、単に小さくしただけではなく、きっと拘りの仕上がりになっているのではないかと予想。
早速買ってみたので、まずは開封インプレから。
メーカーHP情報
DoLiveSS-Gill
Length 2in / 3.6in Color 2in 8色 / 3.6in 15色 Count 2in 10本 / 3.6in 5本 Price 780円(税抜) エコトーナメント対応モデル(Fマーク有) 発売年月 2in 2020年6月 / 3.6in 2018年8月 「ガツッガツッガツッ」飲み込み本気バイトの別世界
ドライブSSギルはベイトとなるエビ系や小魚系がいる中、ギルイーターと言われる特にブルーギルを偏食するバスに対し、効率的かつ圧倒的な釣果を得るためにサーチ&喰わせ性能を最大限に引き出したブルーギル系ワームである。幾つものブルーギル系ワームが各社からリリースされコンセプトは十人十色であるが、釣れる要素は何なのかを研究し辿りついた答えが、スライド性能がもたらすフォール時の適度にゆっくりと水を押しながらの大きなスパイラルフォールと、フォールやボトムでのシャクリによる予測不能なトリッキーアクションである。そのスパイラルフォールはブルーギル本来の無警戒な遊泳を演出しながらも、大きくスパイラルすることで1キャストで広範囲にアピールしバスを引き寄せ、本物に似た水を押し感と尾びれを思わせるテールのハイピッチアクションが相まって本気バイトを誘発。使いやすさやフッキング性能を追求しながらも、フォール時の圧倒的なスライド幅を稼ぐための形状とマテリアルでデザインし実釣性能を凝縮。フィールドで実証済みの数多くのバイト、そしてガツッガツッガツッと咥えたルアーを飲み込もうとするような本気バイトの別世界は、新たな持ち駒とせずにはいられない。
ギル系フィネスという突破口:ドライブSSギル2inch
ドライブSSギル2”は、これまでのフィネスの釣りではバスからの反応を得られない状況を打破するために誕生しました。ブルーギルやその稚魚、小さな甲殻類が繁殖しているフィールドのみならず、メジャースポットやトーナメントシーンでも効果を発揮します。ギル系ワームの釣れる要素として偏平ボディによるイレギュラーアクションがありますが、イレギュラーアクションは扱いづらさにも繋がります。2”に求められる状況を徹底分析し、SSギル3.6”の単純なサイズバリエーションではなく、イレギュラーでありながらも使いやすいという相反する条件を高次元で融合させました。例えば2.7g程度のバレットシンカーを用いたライトテキサスリグでは、予測不能なスパイラルフォールのみならず移動距離に対して手元に寄り難いサーカスアクションなどイレギュラーでありながら意図した通りにアクションしてくれます。狙ってイレギュラーアクションで仕掛けることを可能にしたSSギル2”は、フィネスの釣りの新たな軸となります。
DETAIL
バックスライド対応(3.6in)
ヘッド部分に3.5g程度のネイルシンカーを挿入し、テール側からオフセットフックを刺したバックスライドセッティングでは、驚異的なバックスライド幅を実現。回収時、ルアーが回転しやすいのでラインにローリングスイベルを結ぶことを推奨。※ローリングスイベルの位置はメインラインのフックから20~40cm離れた箇所
スパイラルフォール(3.6in)
3.5g程度のテキサスリグでフリーフォールさせると、大きく弧を描きながらスパイラルフォール。ラインテンションをかけると、スパイラルせずにS字を描きながらカーブフォール。シンカーストッパーを詰めてシンカーの可動域を無くしたテキサスリグでは、より描く弧が大きくなる。スパイラルフォールは通常糸ヨレの原因となるが、大きいスパイラルフォールの副産物として、細かいきりもみ状のそれと比較し糸ヨレしすぎない。
サーカスアクション
ボトムで軽く跳ねあげるだけで鉄棒の大車輪のようにグルンッと回転し着底。枝などに引っ掛けてのシャクリでも大きくグルンッグルンッと力強く回り出すその様はパニックに陥ったブルーギルそのもの。ルアーの移動距離に対し手元に寄り難く、例えば質の良いウィードエリアのピンスポットで何度もひるがえさせ時間をかけて誘ったり、サイトフィッシングでバスを焦らしての威嚇バイトなども可能にする。
低重心ボディー
アクション時に針先が上を向いている状態をキープしやすくすることで、ブッシュやウィードにコンタクトした際にも針先が下に向きにくく根掛かりなどのストレスを軽減。
オクトゴナルテール
ブルーギルの尾びれを思わせるかのように、僅かな水流の変化も捉えスローに引いてもハイピッチでパタパタとはためき、SS(スパイラル&スライド)性能を司る。DoLive SS-Gill 3.6in リグ
基本リグ
テキサスリグ
・オフセットフック 3/0~4/0
・シンカー3.5g~
※シンカーストッパーの使用を推奨適応リグ
ジグヘッド&ジグトレーラー/フリーリグ/ヘビーダウンショットリグ
リーダーレスダウンショットリグ/バックスライドセッティング(ヘッドに3.5g程度のネイルシンカー)
ネコリグ(ヘッドに3.5g以上のネイルシンカー、N・S・S 4/0 フック、マス針 2/0 マス針ではbassmark製ワッキーストッパーの使用を推奨)DoLive SS-Gill 2in リグ
基本リグ
ダウンショットリグ
・オフセットフック#2~#3(T.N.S.オフセット#3)
・シンカー1.8~5g
※HPシャッドテール2.5”同じフックサイズ(オフセットフック#3)でお使いいただけます。ライトテキサスリグ
・オフセットフック#2~#3(T.N.S.オフセット#3)
・シンカー2.7g程度ジグヘッドリグ&スモールラバージグトレーラー
適応リグ
ライトキャロライナリグ
出典:OSP
やはり2インチは単なるサイズダウンモデルではなく、イレギュラーだが使いやすい事をコンセプトにしている模様。
推奨リグや使い方の説明も丁寧なので、フィールドでのイメージがしやすい。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
トレー付きのパッケージに入っている。本数は10本入りとちょっとお得な感じ。
パッケージにもフックサイズと推奨リグの記載が。
裏から見るとこんな感じ↓
外観など
取り出してみるとこんな感じ↓
全長は大体5cmなので2インチピッタリ。
ボディ後方の真ん中にはフックを隠せる溝が用意されている。
横から見るとこんな感じ↓適度に厚みがある。
正面から見るとこんな感じ↓上下非対称な形状で、背中側がフラットで、お腹側が丸みを帯びた形状になっている。
裏から見るとこんな感じ↓
尻尾は水を掴む二股のオクトゴナルテール。
ちなみにマテリアルは塩入で、エビ系の匂いがする。
サイズ感
サイズが近い根魚フラット2インチと並べてみた。
上から見た時の幅、長さは近いが、厚みがだいぶ違う。
重量について
ノーシンカーでの重量は2.3g。
さっき比較した根魚フラットは1.5gなので、1.5倍くらいの差がある。
フックについて
推奨フックサイズは#3との事だったので、トラップフックの#3と合わせてみた。
刺してみるとこんな感じ↓
サイズ的には良い感じ。上下共に真ん中にラインが入っているので中心に刺しやすい。
後方に少し余裕があるので、#2でも行けそうな感じはする。
水槽にて
ちょっと水槽で動かしてみた↓(動画:約13MB)
ノーシンカーだとイレギュラーな感じでフワッと沈んで行く。なのでダウンショットで使った場合はシンカーが着底するまではスッとフォールし、その後はフワッと動く、といった動きができそう。
シンカーを付けるとこんな感じ↓(動画:約10MB)
シェイクするとテールが上下にユラユラして誘う事ができる。一方で横に引くとテールが自発的に動いてアピールしてくれるので、どんな使い方でもいい感じにアピールできそうである。
水中アクションムービー
メーカー公式Youtubeから↓
シンカーをペグ止めしたライトテキサスではテールを震わせながらのスパイラルフォール。吊るしでは見事なサーカスアクション。ダウンショット時にもフォール中はスパイラルアクションし、ボトムではフワッと自然な動きを見せている。
ライトキャロでの動きも良い感じ。
まとめ
相変わらず考え抜かれた仕様で、もはや釣れる気しかしない印象。まずはプレッシャーの高い津久井湖でのおかっぱりで使ってみたいと思う。
また、小ぶりサイズでスモールマウスでも一口で行けそうなので、川スモールでも使いたい。