時々近所の釣具店に入荷されるものの、「お一人様一点限り!」とかになっていて、気付けば売り切れている人気のワーム、エスケープツイン。
中でも3インチクラスのチビツインは関東のおかっぱりシーンで使いやすいサイズ感という事もあって品薄な事が多い。
個人的には「まあ似たようなホグ系ワームって結構あるから無理に買わなくても他のを使えば・・・」
なんて思っていたのだが、いざ買ってみたところ他のホグ系のワームとは似て非なるワームである事に気づいた。
そんなエスケープチビツインをインプレ。
基本スペック
サイズ:3インチ/75mm
入数:8個入
定価:700円
8個で700円と、1個100円を切っており意外とお得感がある。最近は1個100円を越えるワームも多いからね。
パッケージ
パッケージはこんな感じ。
トレーの大きさがまた丁度いい感じで、あまり嵩張らないがワームに癖もつきにくい、といった大きさになっていると思う。
開けてみるとこんな感じ。
外観
上から↓
下から↓
横から↓
前から↓
後ろから↓
ボディに対して大きめの爪と、左右に広がる長めの足が特徴的。
マテリアルは柔らかいが適度に張りのある感じで、針持ちは良さそうである。
匂いはそんなに強くないが、何となく海老のスナック菓子みたいな匂いかな。
お腹の部分にはNORIESの刻印があったりと意外と造形が細かい。
お尻の部分を持って持ち上げるとこんな感じ。
爪の重さでお辞儀をするような格好になる。なのでダウンショットや直リグでアクションさせてやると爪が大きく動きそうなイメージである。
重量
単体での重量は4.8g。爪にボリュームがあるので細目のボディの割には重い。
5g程度のシンカーと合わせたらトータルは10gくらいになるので、普通のベイトタックルでも問題なく使えそう。
1/16ozあたりのシンカーでライトキャロなんかで使うのも良さそう。この場合重量は7g弱くらいになるが、まあ昨今のダイワのSVシリーズくらいのフィネス対応力があれば十分快適に扱えそうである。
フックサイズ
推奨フックサイズは#1/0。
近くにあったダイソーフックを合わせてみた。
推奨されているだけあってちょうどいいフックサイズである。
ちなみに、裏にNORIESの文字があるので1回うまく刺せれば次からは文字を基準にすればどの辺に刺したらいいかわかる。
サイズ感
大きさの近い物と並べてみるとこんな感じ。
上から順に、リトルレインズホッグ(4.2g)、エスケープチビツイン(4.8g)、ドライブビーバー3インチ(4.7g)
泳がせてみた
ノーシンカーの場合(動画:約2.9MB)
5g直リグにて(動画:約2.4MB)
他のホッグ系のワームと決定的に違うのが四本の足の動き。引くとピロピロ動いたりする物が多いが、エスケープチビツインは引いている時は足が閉じており、アクションを止めた瞬間から自発的に開いてなんとも艶かしい動きをする。
シェイクすると大きな爪がバタバタ動いて誘ってくれるし、一方ですり抜けも良さそうなのでカバーへスッと入ってくれそう。
リフト&フォールでリアクションを狙うのにも良さそうである。
まとめ
止めた瞬間から動き出す足が唯一無二な動きだと思う。引いたら自発的に動くドライブビーバーなんかと比較すると、形は似てるが動きは別物、といったところだろうか。
意図的に動かしてもほっといてもどっちでも釣れそうなので、色んなシチュエーションで自信を持って使えそう。
冬になると魚からの反応がどんどん乏しくなるので「釣れる気がする」ルアーを使うのが大事だと思う。そんな時に投入したいワームである。