一つ前の記事でシケイダージャンボを紹介させて貰ったので、引き続き蝉系繋がりでシケイダーⅡ バスチューンのインプレを。
最小サイズのタイニーシケイダー、最大サイズのシケイダージャンボのどちらも引くとパタパタとクロールアクションをしてくれるのが魅力だが、シケイダーⅡバスチューンも例に漏れずキッチリ泳いでくれるのが特徴。
35mm/4gというサイズは、その辺で良く見かけるアブラゼミなんかと近いサイズ感。
普通ならフックはなるべく目立たないようにするのがセオリーだが、足に見立てて敢えてフックを増やすという、シーソーフックハンガーなんていうギミックも斬新である。
では早速行ってみよう。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
裏面には説明書きが。
■シケイダーⅡ バスチューン
トリックトラウトシケイダーⅡをバスフィッシング専用にチューンしたスペシャルモデルです。
スレたフィールドや昆虫を多く補食しているダム、野池などでは落下昆虫を演出するバグパターンが大変効果的です。
ソフトウィングが柔らかい波紋と音を生み出すため、ロッドを軽くシェイクしながらリトリーブするだけで簡単に落下してもがく昆虫を演出できます。
着水直後や不意のバイトでもフッキングを高め、更に昆虫の足にも見える「シーソーフックハンガー」を採用した3トリプルフック仕様になっています。
やはり特徴は透明な柔らかい素材で出来た羽根と、シーソーフックハンガーだろう。
フックが虫の足のようにごちゃごちゃしてて、見た目は正に虫そのものといった雰囲気である。
今回はスズメバチカラーを買ってみた。形は蝉だが、コレはコレでハチに見えて来るから不思議なもんである。
基本スペック
長さ:35mm
羽を含まないボディ部分の長さで35mm。
重さ:4g
タイプ:フローティング
外観など
上から↓
造形は正に蝉、といった感じ。
顔回り、背中、お腹のどこを見ても手抜きのない仕上がりに。
下から↓
こっち側も細かく蝉が再現されている。
フックで足を表現、と言いつつもボディにもしっかり細かい凹凸がある。
これによる水押しがより虫っぽい波紋を出すのではないか・・・と勝手に思っている。
横から↓
横から見るとボディは結構ずんぐりした感じ。
前から↓
前から見てもリアルな顔。
透明な羽根は少しカップ状に湾曲しており、水をしっかり掴むようになっている。
シーソーフックハンガーはこんな感じ。
足っぽく見える上に、ショートバイトも拾ってくれそう。
後ろから↓
こうして見るとよりスズメバチっぽく見える。
サイズ感
近いサイズのルアーと並べるとこんな感じ↓
上から順に、シグレ、シケイダーⅡバスチューン、生蝉
大体上下2つと同じくらいのボリューム感。
動きは三者三様なので甲乙は付けがたい。
ラトルについて
小さめのラトルが入っており、チリチリチリ、といった音がする。
(動画:約1.0MB)
瀕死の蝉っぽくてなかなか良い感じ。
浮き姿勢
浮き姿勢はこんな感じ↓
大体水平に浮いている。浮力は結構ギリギリなのか、大部分は水中に浸かった状態である。
下から見るといかにも釣れそうな雰囲気。フックが目立っているが、コレは足なので気にしなくても大丈夫、なハズ。
飛距離
12lbライン×Mアクションのベイトタックルで投げて大体22~23mくらい飛んだ。
飛行中は羽が閉じるので姿勢が安定しており、クルクル回ったりする事も無い。
4gしかないのでベイトタックルで投げるのは・・・と思うかもしれないが、そこはアルファスCT SVなら問題なし。タトゥーラSVだと少しリリースポイントに気を使うかもだけどね。
スイム動画(約1.2MB)
デッドスロー巻きには対応しておらず、ある程度の速度で巻くと小気味良いクロールアクションを見せてくれる。
なので、短いスパンでのストップ&ゴーで使うのが個人的には気に入っている。
パタパタッ・・・ストップ・・・パタパタッ・・・ストップ・・・という感じね。
勿論一転でシェイクしてゆっくり誘う事もできるので、状況に応じて使い分けるのがいいと思う。
まとめ
ジャストなサイズ感とリアルな見た目で集中力を維持させてくれるルアー。喰わないにしてもバスやギルが寄ってきたりする事は多いので、サイトで魚の所在を確認するのにも使える。
最近エラストマー製のパニックシケイダーが気に入っているが、スナッグレス性能ではパニックシケイダーに分があるものの固さによる水押しやラトル音などではハードルアーであるシケイダーⅡの方が上だと思うので、オープンエリアではシケイダーⅡを、カバー周りではパニックシケイダーを、といった具合で使い分けて行こうと思う。