蝉系ルアーの中で管理人が一番信頼しているのがティムコのタイニーシケイダー。
主にトラウト用に使っているのだが、ここぞという時に魚を連れて来てくれる事が多い。
リアルなフォルムと羽根によるクロールアクションで、止めて良し、巻いて良しの仕上がりになっている。
シケイダーシリーズには何種類かサイズがあるが、その中で最大となるのが今回紹介するシケイダージャンボ。
蝉にしては大きいが、まあクマゼミとかだったらこれくらいの大きさのやつもいるかもしれないので、あり得ないサイズではないと思う。
大きくなった分だけ細かい造形もよりリアルになり、アピール力も上がったシケイダージャンボについてインプレ。
基本スペック
長さ:60mm
羽を含まないボディ部分の長さで60mm。
重さ:13g
実測値もピッタリ13gである。
タイプ:フローティング
外観など
上から↓
背中の模様やお腹の段々がリアルである。
羽根の向きが実際の蝉とは違って頭の方向に閉じるようになっている。
下から↓
こっち側の造形も一切手抜き無し。
足の一本一本や木の汁を吸うための管などがしっかり再現されている。
横から↓
羽根はボディに対して水平に取り付けられている。
素材は柔らかい塩ビのような素材で出来ていて、強く押すと変形し、離すと戻る、といった感じ。
羽根に描かれた模様もリアルで良い。
前から↓
前から見てもリアル。目力があるよね。
ボディの断面形状は楕円形。羽根の取り付けはあまりガタガタではなく、開いてもアルミ羽根の羽根物と違って下がって来たりはしない。
後ろから↓
お腹の断面形状はほぼ菱形。
サイズ感
近いサイズのルアーと並べるとこんな感じ↓
左から順に、ジッターバグ、シケイダージャンボ、クレイジークローラー
ボディサイズ的にはクレイジークローラーを微妙に小さくした感じかな。
ジッターバグは重さが12.8gでシケイダージャンボとほぼ同じだが、浮力が大きめの設定なのでボディサイズはジッターバグの方が大きく見える。
ラトルについて
大きめのラトルが入っており、ギョロギョロギョロ・・・といった感じのラトル音がする。
(動画:約1.4MB)
浮き姿勢
浮き姿勢はこんな感じ↓
横から見るとややお尻下がりである事がわかる。
下から見るといかにも釣れそうな雰囲気。
飛距離
12lbライン×Mアクションのベイトタックルで投げて大体30mくらい飛んだ。
飛行中は羽が閉じるので姿勢が安定しており、クルクル回ったりする事も無いので快適に扱うことができる。
蝉系ルアーはどっちかというとピンスポットで使う事が多いので、投げやすさは結構重要である。
スイム動画
遅めに巻いた場合(約1.2MB)
早めに巻いた場合(約1.5MB)
デッドスロー巻きには対応しておらず、そこそこの速度で巻かないとクロールしないので注意が必要である。
ただまあゆっくり誘いたい場合はシェイク→ステイの繰り返しで対応できると思うので、コレはコレでいいんだと思う。
むしろテンポ良く巻いた時の動きとチョポチョポした音が秀逸なので、虫系といったジャンルに拘らず、サーチベイトとして広範囲を探るのもアリかなと思う。
まとめ
見た目のリアルさが自分自身のやる気を引き出してくれる上に、機能的にもしっかりしているので、ピンスポットをネチネチ探るのにも広範囲を探るのにも使えるルアーだと思う。
コレの派生バージョンとして、アルミウイング搭載のデッドスロー巻き対応モデルがリリースされたので、そっちも使ってみて比べてみたい。