安くて釣れるワームとは?と聞かれたら真っ先に思い付くのがビバのサターンワームである。
実売300円程度で販売されている事が多く、単価は安いがその実力は折り紙付き。
管理人もコレで結構釣らせて貰っている。
見た目的には何の変哲もない感じだが、サイズ、リブ形状、テール形状、マテリアルの固さ、カラー等々のバランスがうまい具合に取れてて、その結果釣れるのではないか・・・と思っている。
そんなビバのサターンワームをインプレ。
パッケージ
パッケージはこんな感じ。
VIVA N’ SATURN。N’は「ビバのサターン」の「の」だろうか。
マテリアルには塩が入ってるので右上に「塩入り」の表記が。
裏から見るとこんな感じ。
バーコードの所にカラー表記がある。カラーがかなり豊富なので、お気に入りのカラーの番号を覚えておけば次買うときに間違えなくて済む。
基本スペック
長さ:3インチ
価格:オープン価格
長さ以外に情報が無いのが潔い。
カラーラインナップは豊富であり、↓の54種類がラインナップされている。
出典:http://www.vivanet.co.jp/h_viva/h_saturn.html
これだけあればあらゆるシチュエーションに対応できそう。とはいえ全部揃えるのは大変なので、自分の中でナチュラル系、アピール系、みたいな感じで分けて2、3色持ってればとりあえず十分かと思う。
外観など
横から↓
長さは3インチなので7.6cmと思いきや若干短め。
上から↓
横から見た場合に比べて上から見た方が細い。
前から↓
断面形状は楕円形である。
後ろから↓
テールは薄いが、マテリアルに張りがあるので僅かな水流でも動く、という類いのテールではない。その代わり、いざ動き出したら強い振動を出すのでは、と思っている。
リブ形状
リング状のリブが特徴的。スイングインパクトなんかと比較すると浅めのリブが実は丁度いい具合なのではないかと予想。
サイズ感
近いサイズのワームと並べてみるとこんな感じ。
上から順に、サターンR、スイングインパクト3、シザーコーム3、フラッシュJシャッド3、バスグラブ3。
3インチクラスのワームと比較すると細目のボディでサイズ感は小さめ。細目であることでアクションした時によりウネウネと動くようになっている。
重量
3個まとめて量って3.6g。
という事は一個1.2gなので大分軽い部類に入ると思う。
なのでノーシンカーで沈めてやるとゆっくりフワフワ落ちていく。
フックサイズ
管理人は殆どオフセットフックで使用。#2か#3と合わせるといいと思う。
#2と合わせた場合
#3と合わせた場合
#3を刺してみた場合
水槽にて
ノーシンカーの場合(約3.1MB)
フワッと沈んで、ボトムに着いてからゆっくり倒れ込むのがいい感じ。
ジグヘッドの場合(約2.1MB)
細長いボディによってクネクネすると共に、尻尾が水を受けて不規則に動くのが艶かしい。
使い方
管理人的実績がある使い方は主に下記3種類。
・ダウンショット
・ヘビキャロ
・スモラバのトレーラー
ダウンショットの場合はオフセットフックに1/16~1/8くらいのシンカーを合わせて使用。
シェイクすると↑のジグヘッドの動画のように適度にボディがクネクネし、引くとテールがプルプルしてアピールしてくれる。
この場合にオススメしたいのがツートンカラーの物。
通常魚はお腹側が白く、背中側が黒いので、それをイメージしてフックをセットするとテールが左右非対称になる。これを引くと若干ボディが傾く事で巻いている時と止めている時で色が明滅する効果が期待できる。
これがどの程度効いてるのかは不明だが、ダウンショットに関してはグリパンチャートでの釣果が多いのできっと何かしら関係してるのではないかと思っている。
↓津久井湖にて。ダウンショットでの釣果
ヘビキャロの場合は三又サルカンとの組み合わせで琵琶湖でよく使っていた。
比重が軽めなので、水中で上手いこと漂ってくれるのが効果的だったのではないかと思っている。
↑のノーシンカーの動画のようにフワッと沈んでボトムでゆっくり倒れるのをイメージして、なるべく持ち上げるようにヘビキャロを引いて、ステイを長めに取る、という使い方でよく釣れた記憶が。
スモラバのトレーラーとしては多摩川で実績があり、真冬のメジャースポットで連続ヒットしたのが記憶に強く残っている。
↓多摩川にて。スモラバによる釣果
手作りのスモラバとの組み合わせで使用。
頭を少し切ってボリューム感を調整。
テールのピリピリした動きが効いたのかな・・・と。
まとめ
価格を抜きにして考えても十分他のワームと対抗できる実力のワーム。コスパのいいルアーは数あれどここまで釣れる可能性に対して値段が安い物はそうそう無いのではなかろうか。
中古だと一袋100円とか200円で売ってる事もあるので、もし1からワームを買うなら下手な物を一袋買うよりサターンワームを色違いで何袋か買う方が釣れる可能性は高いと思う。
管理人のお気に入りカラーの一つに、ナイトグロー(夜光)というのがあるが、そこそこ高いワームを買う場合には定番カラーから買うのでなかなかこの色には辿り着かない。
手軽に買えるからこそ意外な出会いがあると思うので、敢えて他のワームで買ったことない色の物を使ってみるのもアリなのでは・・・と思う。