ジャッカルと釣りよかのコラボルアーの一つ、チリチリライザー。
見た目の雰囲気的に、まあ話題先行であんまり実用的じゃないのかな・・・といった思い込みがあり、結果買わずにいたのだが、たまたま中古で状態の良さそうな個体を見つけたので買ってみた。
で、先日ライザーベイト009Pと一緒に試投してみたところ、思い込みに反してかなりいい動きをする事が判明したのでインプレしておこうと思う。
基本スペック
長さ:50mm
どっからどこまでが50mmなのか判断しにくいが、鼻の先から尻尾の付け根までで50mmだと思う。
重さ:18g
実測だと19.8gあり、カタログスペックよりやや重い。まあ絶妙な浮力が必要・・・とかいうルアーではないので気にする必要は無い。
タイプ:シンキング
シンキングではあるものの、ライザーベイト同様に、金属板が水を受ける事で、巻くと浮いて来るタイプ。
なので個人的にはトップウォーター、ウェイクベイトの仲間に近いと思っている。なのでこのブログ上のカテゴリもウェイクベイトにしている。
定価:1,900円
フックサイズ:#5
メーカーHPに記載は無いが、ライザーベイト009Pと同じフックサイズだったのでたぶん#5だと思われる。
ただ、#5だとボディ幅よりちょっとフックの幅が狭い設定になるので、もしフッキング率が低い、とかの場合はもう1サイズ大きめのフックにしてもいいのかもしれない。
外観など
横から↓
上から↓
長い尻尾が特徴的。ボディが50mmなのに対して尻尾は約80mm。素材はレザーで出来ている。
下から↓
フックはトリプルフック1個のみ。まあボディが小さい&基本的に止めずに巻いて使うルアーなので、フックは常に小さいボディの真ん中辺にある・・・と考えると1個で十分、という事なのだろう。
前から↓
釣果に直接関係ないと思うが、顔がかわいいのはプラスポイント。ブレードに噛みついてるような感じと、焦点の合ってない目がいい感じである。
後ろから↓
尻尾は内部で接着されてる・・・のかな?もし尻尾がちぎれてしまったりしたら再度穴を開けて接着剤で新しいのを固定したらいいんだろうか。
サイズ感
ボディサイズ的に近いルアーと並べるとこんな感じ↓
上から順に、ピーナッツ2DR(ダイワ)、チリチリライザー、ブリッツMR(OSP)。
体積的には近いが、重量はチリチリライザーの方が他の2つの倍くらい重い。
投げてみた感じ
内部構造は不明だが、フォールさせるとお腹を下にしてバックスライドするので、低重心&後方重心であるのは間違いない。
そのお陰で飛距離は抜群で、フエゴCT×16lbナイロンと7ftのヘビーアクションロッドとの組合せで軽く50mくらい飛ぶ。
尻尾が少し邪魔になるのかと思いきやそんな事もなく、ロッドを軽く振るだけ気持ち良く飛んで行く。
アクション動画
スローに巻いた場合(約1.7MB)
ボディに対して大きめの金属板のお陰で、意外とゆっくり巻いても泳ぐ&浮いてくる。
細かいピッチでウォブリングするボディに合わせて尻尾がクネクネするのも艶かしくていい感じ。
早巻きの場合(約1.4MB)
早く巻くと早いピッチで首を振りながら泳いで来る。
ライザーベイト009Pのように口が開いてる訳ではないのだが、リップとボディの水押しによってライザーベイトとはまた違ったスプラッシュ音が生まれており、コレはコレで魅力的な気がする。
まとめ
イロモノだと侮っていたチリチリライザーだが、実はライザーベイトに匹敵する性能を秘めたルアーなのではないだろうか。
ボディが短い分だけ動きのピッチが細かく、且つ尻尾によるアピールもあるので、状況によってはライザーベイトを超えるのではないか・・・とも思える。
その機能に加え、見た目的にも使って楽しいルアーに仕上がっているので、ライザーベイトとローテーションしながら投げ倒してみようと思う。