釣りに持っていく道具の中で、実は一番持っていく頻度が高いのがプライヤーである。
ロッドやリール、ルアーは魚種別に使い分けるが、プライヤーはほぼ同じ物を使っている。
ここ10年くらい同じプライヤーを使っていたのだが、先日の釣行で落としてしまったので新しいのを買うことにした。
恐らくまた向こう10年くらい使うと思われるので、ちょっと良いやつを買ってみた。それが今回紹介するアブのマルチプライヤーである。
外観など
プライヤーとして使える状態で梱包されている。
パッケージ中央下部に「フィッシングとAbu Garcia製のリールメンテナンスに必要な機能を盛り込んだ多機能小型プライヤー」と書いてある。
管理人はAbu製のリールはほとんど使わないのだが、大体の機能はAbu専用という訳ではないのでまあ気にしない。
↓開封するとこんな感じ
↓パッケージ裏はこんな感じ
↓プライヤーの状態
↓プライヤーを格納する事も可能
↓自重は102.8g
機能紹介
プライヤー
まずはメイン機能。主にフックを外す時に使うので、フックをしっかり掴めるかどうかが大事。
その点に於いては丁度いい先端の太さで、小さめのフックから大きめのフックまでしっかり掴む事ができる。
先日の河口湖釣行でフックを外すのに使ったが、違和感なく使用できた。
スプリットリングオープナー
先端がスプリットリングオープナーになっている。
こちらもサイズ的に丁度良く、#1~#3までのスプリットリングを扱う事ができる。これより大きいリングになると、開ける事は出来ても付ける対象のワイヤー径が太く、もう少し開きたくなると思うのでその場合はもう1つ大きいオープナーを使うといいと思う。
↑#3を掴んでみた状態
↑#1を掴んでみた状態
一方#0は小さすぎて開けないので注意。
↑#0を頑張って掴もうとしたら飛んでいった
PEラインカッター
プライヤーの根元がハサミになっており、PEラインをカットすることができる。
切ってみた所、スパッと切る事ができた。(動画:約1MB)
大してラインにテンションもかけていないのになかなかの切れ味である。断面も毛羽だっていない。
造りがしっかりしていて、刃の面がピッタリ合っているからだろう。
フックシャープナー&アイチューナー
ダイヤモンドヤスリのフックシャープナー(溝つき)が搭載されている。一回研いでみたが、結構ちゃんと刺さるようになった。
↑右側の下側に出てるのがフックシャープナー&アイチューナー
釣り場で根掛かりしたときなんかに針の先端がなめてしまう事はよくあるが、その場でさっと研げるのはありがたい。
これに合わせてアイチューナーも付いている。
線径2mm、1.5mm、1mmに対応。管理人は今までプライヤーを使ってアイチューニングをしていたが、こっちの方が微調整しやすいのかな。
マイナスドライバー&栓抜き
釣りには直接関係ないが、栓抜きも付いている。
こういう機能は男子として少し嬉しい。
↑右側の上側に出てるのが栓抜き&ドライバー
マイナスドライバーはリールのネジを回すのに使える。Abu専用、というわけでなくダイワとかのリールにも使えるのでAbu派じゃない人にもオススメできる。
プラスドライバーNo.1
これもリールのメンテナンスに使える。
↑右側の下に出てるのがプラスドライバー
カーブニードル
バックラッシュをほどいたりするのに使用するらしい。確かにベイトリールの糸をほぐすのに適した形状だと思う。
六角レンチ2mm
Abuのスピニングリールに六角穴のネジが使われてるらしく、それに合うようだ。管理人はAbuのスピニングは持ってないが、まあ普通に六角レンチとして使えるから良しとしよう。
↑左側の上に出てるのが六角レンチ
10mm六角スパナと5mmマイナスドライバー
ベイトリールのハンドルを止めているネジの多くが10mm六角ネジなので、ハンドルを付けたり外したりするのに使える。手持ちのアルファスAIRとタトゥーラSV TWにも使えた。
サイズ感
持ってみた感じ↓
ダイワのヒップバッグLTのプライヤーホルダーに入れてみた感じ↓
まとめ
サイズも手頃であり、釣りに便利な機能が詰まったなかなかナイスなプライヤーである。
ちょっとお値段高めだが、フックシャープナーとアイチューナー、ドライバー、六角スパナなんかを別々に買う事を思えばトータルでは安いし嵩張らないのでいいと思う。
もし今からプライヤーをお探しの人がいたら是非オススメしたい。