今年の渓流解禁の数日前、ウェーダーに穴が開いている事に気が付いた。
修理して使おうかとも考えたが、もし失敗していて当日に漏れて来たりしたら折角の解禁日が台無しなので、新しくウェーダーを買う事にした。
とはいえ急な出費な事もあり、すぐ手に入って安いもの・・・といった観点で探した時に引っかかったのがプロックスのテフロンポリエステルウェーダー。
非透湿素材なので蒸れる代わりにお手頃な価格が魅力。テフロン撥水素材を使用しているので汚れにも強い、といった仕様。
種類もチェスト、ウエスト、ヒップとラインナップされていたが、今回は初めてヒップウェーダーを買ってみる事に。
今まではウエストウェーダーを使っていたのだが、最近は源流域に行く事が多いので深い所まで浸かれる、といった部分よりも機動性を重視。
で、解禁から1か月ちょっとの間に5~6回ほど履いて行ったので、フィールドでの使用感なんかをレビューしてみたいと思う。
メーカーHP情報
まずは基本スペックをチェック。
テフロンポリエステルウェダーヒップ
リップストップ生地にテフロン撥水加工をしたヒップウェダー
着脱がラクなふとももまでのヒップウェダー。
ショート丈のブーツにテフロン撥水加工を施した生地を使用。
フェルトソールとラジアルソールの2ソールをラインナップ。
7サイズの豊富なサイズバリエーションのうち、3S/SSサイズは女性やお子様にも最適。
商品コード JANコード カラー サイズ 足サイズ(cm) つま先形状 底 税抜希望小売価格 PX3353SSS 4548992215454 グリーンベージュ 3S・SS 22〜23.5 中丸 フェルト OPEN PX335S 4548992215461 グリーンベージュ S 24〜24.5 中丸 フェルト OPEN PX335M 4548992215478 グリーンベージュ M 25〜25.5 中丸 フェルト OPEN PX335L 4548992215485 グリーンベージュ L 26〜26.5 中丸 フェルト OPEN PX335LL 4548992215492 グリーンベージュ LL 27〜27.5 中丸 フェルト OPEN PX3353L4L 4548992215508 グリーンベージュ 3L・4L 28〜29.5 中丸 フェルト OPEN PX3355L6L 4548992215515 グリーンベージュ 5L・6L 30〜31.5 中丸 フェルト OPEN PX3363SSS 4548992215522 グリーンベージュ 3S・SS 22〜23.5 中丸 ラジアル OPEN PX336S 4548992215539 グリーンベージュ S 24〜24.5 中丸 ラジアル OPEN PX336M 4548992215546 グリーンベージュ M 25〜25.5 中丸 ラジアル OPEN PX336L 4548992215553 グリーンベージュ L 26〜26.5 中丸 ラジアル OPEN PX336LL 4548992215560 グリーンベージュ LL 27〜27.5 中丸 ラジアル OPEN PX3363L4L 4548992215577 グリーンベージュ 3L・4L 28〜29.5 中丸 ラジアル OPEN point 01 2ソール
ゴロタを中心に河川、磯場やテトラ、防波堤などに対応するフェルトソールと砂浜をはじめ、防波堤・オカッパリ・管理釣り場など幅広い用途で使えるラジアルソール。
point 02 テフロン撥水加工
水性および油性の液体をはじく撥水に優れたテフロン加工。
point 03 リップストップ
スレに強く破れにくいリップストップ生地を採用。
point 04 裏地PVCコーティング
裏地は防水PVCコーティング加工。
point 05 チャート
軽量性‥星が多いほど自重が軽い
透湿性‥星が多いほど透湿性が高く内部に汗が溜まりにくい
保温性‥星が多いほど暖かい
耐摩耗性‥星が多いほど擦れに強い
防汚性‥星が多いほど汚れが落としやすい
表記自重はチェスト丈フェルトソールのLサイズでの測定値
2種類のソールと幅広いサイズラインナップで幅広い人に適用可能。価格はOPENだが実売では5000円前後となかなかお買い得な設定となっている。
とはいえ個人的には同社のウェーダーブーツが買って早々に浸水した経験があるので、今回は安物買いの銭失いにはなりたくないところである。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
今回はLサイズを購入。
開けてみるとこんな感じ↓
本体に加えて補修用の当て布と接着剤が付属。
外観など
ブーツ部分はこんな感じ↓
フェルトソールはこんな感じ↓
かかとの部分は2重になっている。
ソールの長さは大体28cm。
縦の長さは77-78cmくらい。
ブーツ部分の入り口の幅が約18cm。
太ももの部分の幅が約33cm。
ブーツの上部にはベルトに止めるためのバックルが。
履いてみた感じ
とりあえず履いてみるとこんな感じ↓
管理人は足が長い方ではないが、思ったよりだぶつかなくていい感じの長さ。素材は割とゴワゴワしているが、ヒップウェーダーの場合は太ももの付け根が動かしやすいので、ウエストやチェストタイプのものと比較すると歩きやすそう。
普段スニーカーは26.5cmがジャストで足幅が広めなのだが、Lサイズ(26.0-26.5cm)で丁度良かったので、長さ的には普段の靴と同じ感じで良いのではないかと思う。
フィールドにて
まずは肝心の防水性から。
5-6回の釣行で、上流-源流域がメインなのでわりと酷使しているが、今のところ水漏れはしていない。今回はハズレではなかったようである。
ただ、非透湿なので暖かい日に長距離を歩くと汗で結構中が濡れる。
とはいえウエストタイプやチェストタイプの物と比べると上からいくらか空気が抜けるのでマシかもしれない。
機動性については期待通り良い感じ。太ももを上げる時に邪魔になりにくいので、段差のキツイ源流域でも動きやすい。
但しソールがフェルトなので乾いた岩に対する食いつきは良くないのでその点は要注意。
一方で水中を歩く分にはフェルトソールが苔の付いた部分でも耐えてくれるし、適度な厚みがあるので玉石の上を歩いても痛くない。
なので特性を理解して歩く分には問題ないのかなと思う。
あと、撥水性のある生地の防汚性能はなかなか。結構遡行の途中でアチコチに膝をついたりしているのだが、殆ど汚れが付く事が無い。少々泥が付いても軽く払って水で流せば綺麗になる。
まとめ
値段の割にしっかりしていて良かった。ヒップウェーダーだと深くて渡れない部分が増えて行動に制限があるかも・・・と思ったが、意外と上流域ではそんなに浸かる事も無く、今まで行けてた所には行けているので、デメリットよりもメリットが勝る結果となった。
価格的には1シーズン持ってくれれば十分なので、どれくらい持つのか見て行きたいと思う。
プロックス PROX PX335 テフロンポリエステルウェダー ヒップ/フェルト