ミドストやホバストといったリアル系のワームを中層でロールさせるテクニックは時に絶大な効果を発揮する事があるが、ノー感じになりやすかったり、レンジキープが難しかったりする。
そんな時におススメなのが今回紹介するRVドリフトフライ。
ワーム素材のリップが付いたちょっと変わった形状をしており、それによって移動距離を抑え、スピードとレンジをコントロールしやすくなっているとの事。
早速買って使ってみたので、まずは開封インプレから。
パッケージ
実はパッケージを撮る前に使ってしまったので1本抜けているが、パッケージはこんな感じ↓
5本入りでブリスターパック入り。
裏面には特徴の説明書きが。
ミドストやホバストはタックルが合ってないとすごくやりにくかったりするが、推奨タックルが書いてあるのあたりは親切である。
外観など
横から↓
上から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
今回はサイトチャートフライというカラーを購入。
背中は視認性の高いチャートカラーで、お腹側はライブコア製法による艶めかしいカラーリングとなっている。個人的に良く使うフラッシュJのギラギラ感とはまた違った魅力がある。
顔やエラの造形もリアルで良いが、最も注目すべきはこのリップ。
普通のミノーと同じくらいのサイズ感で、しっかり水を受けてくれそうな形状。
更に、ネイルシンカー用の穴が2つ開いている。
ボディ中央にはジグヘッド用の穴が開いていて、フックを刺すのもスムーズ。細かい所に気の利いた仕上がりになっている。
重量について
単体重量は2.5g。
マテリアルが結構しっかりしていて、中空構造ではないのでそれなりに質量がある、という感じ。
固さ的にはフラッシュJに近い。
サイズ感
サイズは3インチなのだが、リップの分だけ本体が短い?というのもあって、長さはフラッシュJ対比だと2インチと3インチの間くらいのイメージ。太さは僅かにRVドリフトフライの方が細いかな。
重量的にも上下のワームの間くらい。
動画
HP上で動画が公開されているのでチェック。
出典:Jackall
クリアウォーターでもしっかり釣れている。ロールアクションがなかなか良い感じ。
使ってみた
今回は買ってすぐに使ってみた。
現場で開封してまずはホバスト用にフックをセット。デコイのジグ用フックの#2を刺すとこんな感じに↓
マテリアルがしっかりしていて、中空ボディじゃないので縫い刺しにしなくてもしっかりホールドされている。
ネイルシンカーは0.2gをチョイス。
今回はリップに2個開いてる穴の上の方にセット。
投げて動かしてみるとリップの効果が顕著で、かなり自発的に沈んでいこうとする力が感じられた。
同じフックとシンカーをセットしたティムコのスーパーシャッドテールが表層~水面下20cmくらいのレンジを置泳いで来る感じで使うと、水面下50cmくらいのレンジをキープしてくるようなイメージ。
少し抵抗も感じるので、ノー感じになりにくくて使いやすいと思う。
一方でロールアクションはリップのせいで少し抑制されている印象も受ける。スーパーシャッドテールの方がレンジキープしにくいがロールはさせやすい。まあこの辺は一長一短かなと思う。
続いてミドストでの使用。確か1.2gか1.4gだったかな・・?と思われるジグヘッドをセット。
フックは現地でも一発でスッと刺せた。やはりジグヘッド用の穴が開いてるのが良い。
ミドストの場合でもリップのお陰で一段レンジが下がるイメージ。だとすればより軽いジグヘッドで一段下をゆっくり探れる、という事になる。
今回はバイトには至らなかったが足元まで付いて来る事はあったので、魚が散りやすいこれからのシーズンでの活躍が期待できる。
まとめ
リップの効果がしっかり発揮されていて、ホバストでもミドストでもよりゆっくり、少し下のレンジを探れるようなイメージ。他のワームとの使い分けでより選択の幅が広がると思う。
ホバストのセッティングでただ巻きしてみたら綺麗にi字で泳いでいたので、意外とただ巻きでも釣れるかもしれない。
敢えてリップ部を切ってみるのもアリな気がするし、まだまだ開拓の余地がありそうなワームである。
ちなみに今回ホバスト用に使ったフックはコレ↓