金属3Dプリンターでオフセットグリップを製作してみました

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背の高いスピンキャストリール用のオフセットグリップの製作に挑戦。まずは設計からです。

トリガーとクラッチの位置を出来るだけ近づける為にはリールシートを薄くすれば良い、という事で、ステンレスを使用する前提で薄くしてみました。

ついでにリールを固定する位置をスライド出来るよう、長穴&ネジ止め仕様に。

クラッチ位置がまちまちなスピンキャストでもある程度調整ができるようにしています。

後はどれだけオフセットさせるか・・ですね。

ハンドル中心≒フロントカップ中心くらいまで下げたらどうかなと思っています。

ただ、ステンレスを採用すると重くなるので設計上でトータル150g〜160gになるんですよね・・・

フジグリップと同じくらいではあるのですが、もう少し軽くできると嬉しいですね

・・・

で、後日。

スピンキャストに特化した自作オフセットグリップが形になりました。

ステンレスを採用する事で強度を保ちつつリールシートの厚みを最小化。こうする事でスリーフィンガーでパーミングした時の全体の厚みが最小限になります。

オフセット量もかなり大きく取ったので、腰高なスピンキャストでもクラッチボタンの位置がグリップと近くなり、押しやすくなりました。

ダイレクトリールを付けたら・・・と思って試してみたら、ちょっとオフセットしすぎたようでサムレストが低くなりすぎ、逆に操作しにくくなりました。なのであくまで背の高いスピンキャスト専用ですね。

重量は162.6gとちょっと重くなりましたが、スリーフィンガーで持つと重心位置ジャストで保持できるので意外と軽く操作できました。ステンレス部品の重さが下の方に集中してるのもあって安定感もあります。

リールフットが厚いリールでも掴めるようにフット押さえパーツの隙間を大きく取りすぎ、逆にフットが薄いリールの保持ができなくなってましたが、これはまあ薄いフット用パーツを作れば解決できそうです。

思い付きで作った割には結構上手くいった用に思います。ダイレクトリール用にもう少しオフセットを浅くした版を作っても良さそうですね。

・・・

更に後日。

金属3Dプリンター(ステンレス)を活用したオフセットグリップの2本目を製作。

前回はスピンキャスト専用という事でオフセット量を大きく取り、リールシートを長めにしてリール固定位置をスライド出来るようにしていましたが、今回はリール位置を固定にして全長を短くしました。

トリガーも一体成型とし、限界までリールシートを薄くする事でリールと合わせた全体の厚みを減らしています。

オフセット量は前回よりは控えめにしているので、より多くのリールに合うようになりました。

重量はウッドグリップを含めて129.5g。これくらいなら結構扱いやすいのではないかと思います。

・・・

さらに後日。

自作グリップとBulsの組み合わせで試投してきました。

まずはリールについて。軽量ルアー対応力としては1.8gのスプーン、2.2gのエリア用クランクが投げられるポテンシャルはあります。

ただ、マグブレーキが弱すぎで、サミングを駆使するかメカニカルを締めるかしないと使えませんでした。

空気抵抗の少ないシンキングミノーあたりなら軽くサミングするだけで行けそうでしたが、ストレス無く使うにはマグネットの強化が必要です。

帰宅後にφ4mm✕1mmのマグネットを付けてみたら丁度良さそうだったので、実釣デビューはマグネット増しでやってみようと思います。

グリップの方はまずまずと言った所。物凄く重心が下がりますが、Bulsは丸型にしては背が低いのでここまでオフセットしなくてもいいかなという感じです。この点は別のリールとの組み合わせを確認したいですね。

ウッド部分も別形状を試してみたくもあります。そろそろ自分で木を削ろうかなと思ったりもしますが、絶対に左右対称にならないんだろうなぁ・・・

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