格安中華ベイトフィネス機は数あれど、一つ気になるのがスプール径。
φ32~φ34くらいの物が多く、以前買ったカストキングのゼファーもスプール径が大き目な為もう一つ軽量ルアー対応性能という点では物足りない感じであった。
そんな中、遂にφ30スプールを搭載した中華ベイトフィネス機が登場した。
それが今回紹介するブラックナイト2。
カタログ値で135gの本体にφ30mm/6.9gのスプールを搭載。シマノのFTBっぽいブレーキにセラミックベアリングにドラグクリッカー付きと、渓流ベイトフィネス機として理想的な仕様となっている。
早速使ってみたので、どんな感じだったかインプレしてみようと思う。
基本情報
アリエクの販売ページの情報はこんな感じ↓
New black knight ii 135g ultralight bfsベイトキャスターリール6.9g spool finesse bait casting fishing collshad reels for bass trout tilapia
製品の詳細:
ブランド名: kyorim
1.タイプ: ベイトキャスティングリール
2.モデル: ブラックナイトii
3.重量: 約135g
4.浅いスプール重量: 約わずか6.9g
5.ギア比: 7.1: 1 bfsスプールベイトキャスティングリール
6.最大抗力: 5kg (11lb)
7.ルアー重量: 2-10g
8.ボールベアリング: 4 1bb
9.ライン容量: 0.148/120m 0.165/100m
10.対象魚: バスパイクトラウトパーチティラピアなど。
日本語に多少違和感はあるものの、主要なスペックは理解できる。
やはり本体重量とスプール重量が軽いのが良い。
パッケージ
箱はこんな感じ↓
騎士のマークに中二感を感じるが、大事なのは中身である。
開けてみるとこんな感じ↓
内容物は本体と展開図と謎のステッカー。
箱の方に詳細な仕様が記載されている。
外観など
左から↓
左斜め前から↓
前から↓
右斜め前から↓
右から↓
右斜め後ろから↓
後ろから↓
左斜め後ろから↓
上から↓
下から↓
見た目は最近のロープロファイルリール、といった感じのデザイン。
見る角度によって色が変わるマジョーラカラーがなかなかオシャレだが、サイドプレートのでっかい騎士の顔はちょっとダサい・・・かな。
ハンドルはカーボン製。ノブはベアリング入りで軽量で感度も良さそう。
ハンドルは軸間80mm。
ノブはネジ止めなので交換もできそう。
メカニカルブレーキは調整時にクリッカーが鳴る。
ドラグは調整時にもクリック音が鳴り、ラインが出る時もクリック音が鳴る。
レベルワインダーはメガホン式。
ボディは樹脂製ではあるものの安っぽい感じは無く、機能的には最近のベイトリールであったら良いな、と思われる仕様を全部詰め込んだ感じになっている。
重量について
重量は実測で136.3gとほぼカタログ通り。
アルファスAIR TWよりも軽い。
これより軽いのは16アルデバランBFSくらいしかないのではないかと思う。
スプールについて
スプールは実測で6.6g。シャフト込みの重量なのでかなりの軽さ。
16アルデバランBFSよりも軽い。
スプール径は30mmジャスト。
糸巻面径は25mm。
有効幅は約18.5mm。
ブレーキについて
ブレーキはサイドのダイヤルで調整。大き目で操作しやすいのが良い。
内部構造はほぼシマノのFTBみたいな感じ。
バネでマグネットが動く仕組みもシマノのFTBと同じ。
持ってみた感じ
とりあえずナイロン1号を巻いて部屋で試投。
形としては持ちやすく、キャスティング、パーミングにも特に問題無し。
管理釣り場で使ってみた
とりあえずナイロン1号を50m巻いて管理釣り場で使ってみた。
まずは1.4gのスプーンから投げてみたが、この辺が投げられる限界っぽい。指を離すタイミングを早めにすれば投げられる、といった感じで、飛距離は約12m、といったところ。
↑↓の写真の通り一応1.4gのスプーンで釣れたので、それなりに1.4gでも釣りになる、と言えそう。
1.8gくらいのスプーンにするとだいぶ投げやすくなる。
他にも実測で1.9~2.2gのクランクなんかも使ってみたが、2g前後あれば結構普通に投げられる感じだった。
アルファスAIR TW程の軽量ルアー対応力は無いものの、16アルデバランBFSや17カルコンBFSあたりとだったら互角以上なのではないかと思う。
ただ、一つ残念なのがブレーキ力が弱い事。無風状態でMAXにしておいて丁度良い感じだったので、向かい風が吹いたりした時の調整の余地が無い。
コレを強化できればかなり汎用性の高いリールになると思う。
あと、4lbラインは普通に噛み込むので注意。
インプレ&実釣動画
動画で見るとこんな感じ↓
まとめ
とりあえず2回程管理釣り場で使ってみたが、ブレーキが弱めな事を除けばかなり使える事がわかった。
2gくらいから快適に使えるので、自然の渓流で3g~5gのルアーを使う、とかだったら結構余裕をもってキャストできるのではないだろうか。
実測136.3gの軽さのお陰で長時間使っても疲れなさそうなので、丸一日釣りができる日なんかに使おうかなと思う。(あんまりそんな機会はないけど。)