アリエクの釣り具も侮れない今日この頃だが、「コレはアタリだったのでは!」と思っているのが今回紹介するAIOUSHIのJA-483UL。
3Aグレードのコルクと銘木のリールシートを採用した豪華な見た目と、鱒レンジャーより軽くてペナペナなアクションが魅力。見た目の雰囲気とロッドを豪快に曲げる楽しみの両方を味わう事ができる。
柔らかすぎてロッドでアクションを付ける釣りには向かないものの、投げる、巻く、掛けてから遊ぶ・・・といった要素では結構上位に入るのではと思う仕上がり。4ピース構造で携行性が高いのも魅力の一つ。
それでいて価格は約6000円とお手頃なので、かなりコスパが高い印象である。
という事で今回は個人的に気に入っているAIOUSHIのロッドがどんな感じか紹介させてもらおうと思う。
基本仕様
アリエクの商品情報ページから抜粋↓
とりあえず写真を見た感じで「良さそう」と思って購入。
結果的には写真と相違ない物が届いたので良かった。
パッケージ
こんな感じの袋に入っていた。
開けてみるとこんな感じ↓
グラスチューブラーの4ピース構造で、ティップセクションのみがソリッドグラス。
グリップについて
3Aコルク採用というグリップは表面が滑らかで綺麗。目抜けも少ないので結構良い感じ。
グリップエンドの金具もなかなかオシャレ。
リールシートは銘木で高級感がある。(材は不明だけど。)
トリガー部とナット周りの金具は黒アルマイトっぽい感じで、これも結構高級感がある。
仕舞寸法は46cm。
グリップ長さは約24.5cm。
グリップ長さとしてはエゲリアネイティブETVC-46XULに近い。
ワンフィンガーで持っても丁度良い長さ。
ツーフィンガーだとこんな感じ↓
ジョイント部について
ジョイント部はこんな感じ↓割れ防止?で赤い何かが詰まっている。
バット部の継ぎ目はこんな感じ↓
2番と3番の間はこんな感じ↓
ティップセクションはソリッド素材。
ガイドについて
ガイドリングの材質はわからないが、フレーム形状はKガイドっぽい感じ。
紫のスレッドで固定されているが、白のブランクとの相性も悪くない。
重量について
重量は実測で85gとなかなかの軽さ。エゲリアネイティブETVC-46XULより軽い。
グリップだけだと62.0g。
グリップ以外が23.1g。
バットセクションは12.9g。
2番は6.9g。
トップは3.4g。
アクションについて
軽く曲げるとこんな感じ↓
やや強く曲げるとこんな感じ↓
強く曲げるとこんな感じ↓
テーパーだけ見るとレギュラーファーストのようにも見えるが、かなり柔らかいので体感的にはレギュラーアクション。魚が掛かると真ん中から曲がってるような印象を受ける。
ちなみに全長はETVC-46XULよりちょっと長い。
バット径とティップ径
バット径は6mmちょい。
ティップ径は1.1mm。
この細いティップがペナペナ感を生み出している。
実釣にて
中華アンバサダーとの組み合わせで渓流型管理釣り場でデビュー。
かなり柔らかいので、負荷が無くても振ると自重で大きく曲がる。とはいえ先端が細いので余韻は少なく、鱒レンジャーの5ftのようなダルさは無い。
大きく曲がったロッドがゆっくり戻るのでキャストはやりやすく、他のロッドだと出遅れるような軽量ルアーでもこのロッドだと投げやすい。
3.5gのAR-Sは勿論、2.5gのミノーや1.5gのフェザージグも投げる事ができた。中華アンバサダーでここまで軽い物が投げられるのは明らかにロッドのおかげっぽい。
柔らかすぎるお陰でミノーのトゥイッチには全く向いてなく、フッキングが決まりにくかったりといった欠点はあるが、魚を掛けた時の曲がり具合は素晴らしい。
この日はニジマスとヤマメをキャッチ。
さほど大きくない魚でも大きく曲がるのでしっかりフッキングできればバレにくいと思う。
実釣動画
初釣行の様子はこんな感じ↓
ポンド型エリアで使うとこんな感じ↓
まとめ
軽くて見た目も良くて使って楽しいロッド。これが6000円はやはり買いなのではないだろうか。
ここまで柔らかいベイトロッドはなかなか無いと思うので、魚とのやりとりを存分に楽しみたい時に使って行こうと思う。
ちなみに中華アンバサダー(約7500円)と合わせて13500円。渓流ベイトを始めたい人におススメ・・・はちょっと厳しいかも。どっちかというと変わったタックルで遊びたい人向けかな。