釣り漫画の最高峰と言えば個人的には釣りキチ三平だと思う。
連載していたのは自分よりもう少し上の世代が子供の頃だったと思うのだが、父親に勧められた事もあってハマってしまい、ワイド版を全巻買い揃えて穴が開くほど読んだ記憶がある。
そんな釣りキチ三平のイトウの原野編でチラッと出て来るのが今回紹介するリョービの277。
インスプールのミッチェルのリールっぽい雰囲気で結構カッコ良い。
今回はあまり程度が良くない中古を入手したのだが、単に釣りキチ三平気分を味わえるだけでなく、思ったより使えそうな雰囲気だったので驚いた。
という事で今回はリョービ277をインプレしてみたいと思う。
外観など
左から↓
左斜め前から↓
前から↓
右斜め前から↓
右から↓
右斜め後ろから↓
後ろから↓
左斜め後ろから↓
上から↓
下から↓
所どころ塗装が剥げていてコンディションはイマイチだが、動作に関しては問題なさそうな感じ。
ミッチェルの308っぽい雰囲気だが、277の方が少しボディが長い。
並べてみるとこんな感じ↓
277の方がちょっと大きいかな。
重量について
重量は実測で240.2g。ミッチェルの308やカーディナル33より少し重い。
アンチリバースについて
アンチリバースはラチェット式。
ONにするとカリカリ音がする。
ハンドルについて
ハンドル長は軸間で48mm。
根本のネジを緩めるとノブをボディ側に向ける事ができる。
スプールについて
スプールはワンタッチで交換可能なタイプ。
スプール径は約45mm。
ギア比は4.3:1らしいので、ハンドル1回転あたりの最大巻取り量は約60cmとなる。
ラインキャパシティ
3号を120m巻いたらこんな感じになった↓
ちょっと逆ハの字がキツいので、下巻きで平行になるように調整。
その後ナイロン1号を巻いてこんな感じに↓
渓流で使ってみた
早速渓流で使ってみた。
ロッドはズームサファリ505Lとの組み合わせで北浅川へ。
2.1gのスピナーをメインに使ってみたが、飛距離はバッチリ。巻取り速度もなんとかアップでも対応できる感じで、とりあえず無事にヤマメをキャッチ。
巻取りも現代のリールには及ばないものの結構滑らかだったので、使ってて特に気になるノイズなどは無かった。
しばらく歩いて今度はニジマスをキャッチ。
実釣には十分な実力かと思われたが、唯一気になるのが糸ヨレ。
ラインローラーがほぼ回らないので、2時間程の使用でかなり激しく糸ヨレしていた。コレが古いからなのか、そもそもこんなもんなのかは不明だが、時々撚れたラインをカットして使う必要がありそう。
実釣動画
初釣行の様子を動画にしてみた↓
まとめ
ちょっとボロくて糸ヨレが気になるものの、十分に魚が釣れる事はわかった。
ミッチェル308の方が少し軽くて糸ヨレも少な目なので機能的には敢えて277を使う理由も無さそうだが、釣りキチ三平気分を味わいたくなったら使って行きたいと思う。