ギル型ジョイントルアーとi字系スイッシャーを合体させた斬新なルアーがある。
ティムコのブッチギルというルアーなのだが、オリジナルは約35gあるのでちょっとミディアムタックルではしんどい感じ。
タックル1本で歩くおかっぱりにはもう少し小さいのがあるといいな・・・と思っていたら、サイズダウン版がリリースされることになった。
それが今回紹介するプッチギル。
長さ50mm/重さ8gと普段のタックルでも扱いやすいサイズ設定となっている。
早速買ってみたのでまずは開封インプレから。
メーカーHP情報
まずはメーカーHP情報をチェック
プッチギル
PETIT GILL
ギル型+ペラの力が生み出す脅威の釣果プロップの生み出す水流波動に、ギル型ルアーの集魚力をプラス! 体高のあるギル型ルアーは存在感が非常に強く、バスが興味を持ちやすいルアーです。しかしその存在感の強さのため、ルアーと見切られることが多くバイトまで至らないことが多々ありました。プッチギルは、ギル型ルアーにペラの力をプラス。ゆっくり動いていても、高速で回転するパーツがあるためにバイトを誘発。いまだかつてない「釣れる」ギル型ルアーとなっています。【多彩なアクション】
従来のシンキングダブルスイッシャーは真っ直ぐに引くことしかできませんでした。しかし、プッチギルはジョイントボディを採用することで、スローリトリーブではi字系のアクション、ファストリトリーブではボディをくねらせて泳ぎ、また急激なストップ&ゴーでの90度ターンを演出。多彩なアクションを引き出すことが可能となりました。結果的に様々なシチュエーションに対応します。Petit Gill
Length: 50mm
Weight: 8g class【推奨タックル】
ロッド: 6’0″~7’0″程度のレギュラーテーパースピニングロッド
ライン: 4~6lb.※フックやリングを交換、ウェイトを追加することにより、お好みのフォールスピードを作り出すことができます。ぜひ様々なチューニングを試してみてください。出典:ティムコ
シンキングスイッシャーもギル型ルアーも集魚力は高いがチェイスだけで喰わない事もしばしば。その点このルアーなら多彩な誘い方ができるので、あと一歩で・・・という時に力を発揮してくれそうな気がする。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
本体がコンパクトなのでパッケージもコンパクト。
外観など
横から↓
上から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
基本的な形状はS字系で動きそうなギル型ルアー。カラーリングや顔の造形もギルっぽい。
ジョイントの可動範囲はこんな感じ↓
サイズ感
大きさ的にはベビーギロンが近い。
ベビーギロンは尻尾までハード素材なのでボディ長さでは長くなるが、ボリューム感的には大体同じ感じ。
重量について
重量は8.2g。カタログスペックは8gクラス、なのでほぼその通り。
ちなみにさっき比較したベビーギロンが7.4g。
水中姿勢
スローシンキングなのでゆっくり沈む。
フックだけ着底して立ってくれるとステイさせても使えるのだが・・・
バランス的にはフロントフックが寝た状態で釣り合った。根掛かりしにくそうな所であれば放置でも使えそう。
投げてみた感じ
HP情報ではスピニングタックル推奨と記載があったが、とりあえずベイトフィネスタックルで投げてみた。ラインは8lbナイロン、リールは16アルファスエア。
飛距離は20mちょいといった感じ。やや向かい風気味だったのでブレーキ強めで投げたのもあるが、やはり形的には良く飛ぶルアーではなさそう。
泳がせてみると、スローリトリーブでは綺麗にi字で泳いでくる。ジョイントが振動を吸収し、フェザーフックが姿勢を整える、といった感じで、真っすぐ泳ぐ能力は高い。
一方でロッドアクションを加えると小気味良く頭を左右に振ってくれる。
早引きすると僅かにボディをくねらせるS字アクションをし、止めるとクルっと回って止まる、といった感じで、色々な使い方ができるのが面白い。
この日は短時間釣行&水も濁っていたので魚からの反応は見られなかったが、なかなか期待できる動きだと思う。
ちなみにサイズの大きいブッチギルの方の動画がコチラ↓
基本的にはこの動きをダウンサイジングした感じだと思う。
まとめ
ゆっくり巻いても早く巻いてもアクションさせても止めても使える・・・という事で、かなり楽しいルアーに仕上がっていると思う。
見た目もリアルで見切られにくそうな感じがするので、クリアウォーターで見えバスに向かって投げてみたい気がする。
今後の活躍が楽しみなルアーである。