デカ羽根物ブームでかなり羽根物ルアーが一般的になった昨今。一通りブームが一段落したところで各社からダウンサイジング版がリリースされてきたが、メガバスからもi-Wingのダウンサイズ版という位置づけのアイウィングフライ(i-WING FRY)がリリースされた。
単にスケールダウンさせたのではなく、樹脂製の羽根にLBOⅡを搭載する事でまた一味変わった仕上がりになっている。
サイズ感も3/8ozと絶妙なサイズで、高速巻きでバズベイトのように誘っても良し、1点シェイクで虫のように使っても良し、という感じ。
今回はそんなi-WING FRYをインプレ。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓
長さは66mm、ウエイトは3/8oz。i-WING135と比較するとかなり小さくなっている。
裏面の説明はこんな感じ↓
開封したらこんな感じ↓
外観など
上から↓
横から↓
下から↓
前から↓
後ろから↓
造形の美しさはさすがメガバス、という感じ。顔の造りやお腹からテールにかけての形状なんかは結構考えて作られてるんだろうな・・・と思う。
背中にはルアー名が。
羽根の鬼手仏心の文字が中二心をくすぐる。
羽根の開き具合は最大でこんな感じ↓
一方で自重で閉じた場合の位置がコレ↓水平より閉じる事は無いので、泳ぎ出し時に開かない、というトラブルは少ない。
重量について
重量は実測で10.2g。ほぼカタログ通り。
以外と近いサイズの羽根物ってない気がする。
サイズ感
そこそこ近いサイズのルアーを並べてみた。
左から、レゼルブ、タイニークレイジークローラー、アイウィングフライ、シケイダージャンボ。
羽根のサイズ的にはシケイダージャンボに近い。
浮き姿勢
浮き姿勢は水平。ボディ、羽根の大半は水中にある。
飛距離について
12lbナイロンとMアクションのロッドで投げてみた。
やや向かい風だったが飛行姿勢は安定しており、コンスタントに30mくらい飛ぶ感じだった。羽根物の中ではかなり良く飛ぶほうなのではないだろうか。
アクションについて
簡単に動画を撮ってみた↓(約11MB)
デッドスローとまではいかないが、遅めのリトリーブでも結構泳ぐ。高速巻きでの安定性も高いので、羽根物でありながらスピーディに探る事もできるし、一点シェイクでネチネチ誘う事もできる。
LBO2の動作の安定性は流石、というところで、キャストする時はカチッと後ろに移動し、着水と同時に瞬時に元に戻っている。お陰で泳ぎ出しは固定重心の物と遜色ないと思われる。
たまーにこういう感じで羽根にフックが刺さってたが、まあ多少は・・・ね。
まとめ
かなりコンパクトで使いやすい仕上がりになっている事がわかった。
デカ羽根物のように存在感で誘う、というわけでなく、中速~高速巻きでのアピールで食わせるか、もしくは虫のようなイメージで細かく動かして食わせるか・・・といった使い方が良さそう。
ベイトタックルでしっかり投げられるので、ちょっとしたカバー周りでもイケる・・・という事で、幅広く活躍してくれそうなルアーである。