ギル型ビッグベイトは各社から何種類もリリースされているが、その中でも人気が高いのがデプスのブルシューター。
リアルな造形だけでなく、細部にまでデカバスハンターの拘りが詰まったルアーとなっているのだが、従来のラインナップでは130mmのJrでも重量は2ozあり、ちょっと専用タックルが欲しくなる重量だった。
しかし今回リリースされたタイニーブルシューターは100mm・1ozクラスという事で、個人的におかっぱりでメインとして使用しているMクラスのタックルでも十分に扱えるサイズとなった。
早速購入してみたので、まずは開封インプレから。
パッケージ
パッケージはこんな感じ↓

ヒレが柔らかい素材でできているので、形が崩れないようにしっかりとホールドされている。
裏面はこんな感じ↓

今回は敢えてギルカラーでなく金ブナを購入してみた。まあシルエット的にはギルそのものなので、小ギルとしても小ブナとしても活躍してほしい所である。
開けてみるとこんな感じ↓

外観など
横から↓

上から↓

下から↓

前から↓

後ろから↓

全長は尻尾を含めて約100mm。ボディが結構薄いのが一つの特徴かなと思う。
ジョイント部分はこんな感じ↓造りがしっかりしているので、大物が来ても安心。

ジョイントの可動範囲はこんな感じ↓


もう一つ特徴的なのが胸ビレ周り。

通常時は少し胸ビレが開いており、引いた時は水流で畳まれる仕組みになっている。
ヒレにフロントフックが引っかかるのでは・・・と思ったりもするが、そこはキッチリ対策されている。

ボディ側の突起でフックが必要以上に上の方に行かないようになっている。
尾ビレはこんな感じ↓

この部分は厚みがあるのでクネクネする訳ではないが、半透明で透けるのが本物の魚っぽい。
重量について
重量は1ozクラス、との事だが、実測だと25.8gと少し軽め。

これくらいなら普段使っているMアクションのロッドでも十分投げられそう。
サイズ感
サイズ的にはジャッカルのギロンが一番近い。

重量はギロンの方が軽い。

一方で上から見るとタイニーブルシューターの方がスリム。

本物のブルーギルの厚みはタイニーブルシューターに近い気がする。
タカミヤのファルケンR ギルーラ110にも結構近い。

重量的にはギルーラとほぼ一緒。

ギリング125よりはだいぶ小さい。

チビタレルと並べるとこんな感じ↓

水槽にて
タイプはスローシンキング。沈めてみるとこんな感じ↓

ボトムでしっかり立ってくれるので、放置しておいても釣れそうである。
ただ、浮力は小さ目なので、時にはこんな感じでフロントフックが寝るので注意。

前からみるとこんな感じ↓

上から見るとこんな感じ↓

見た感じはめっちゃ釣れそうな感じ。
投げてみた感じ
津久井湖で投げてみた。いつものMアクションのロッドと12lbナイロンとの組み合わせ。

ややスペック対比では重めではあるものの普通に投げる事ができる。
特に飛行姿勢が安定するような仕組みは無いので特別飛ぶという事は無いが、飛距離は30mくらいは飛んだので実用十分といった所かな。
アクションはこんな感じ↓(動画:約12MB)
少しロールの入ったハイピッチなS字アクション。かなり高速巻きでも回転したりせずに泳いでくれる。
ちなみにアクションを確かめようと思って投げてみたらいきなりチェイス&バイトがあったのでビックリした。
その後、結構良いサイズのを見かけたので進行方向に投げて沈めておいたら食ったかも!?という瞬間があった。合わせたらボトムの木に引っかかってヒットには至らなかったが、結構集魚力がある事はわかった。
まとめ
サイズ的に普段のタックルで使えるのがおかっぱリ的にはありがたい。
使ってみたらヒットには至らなかったものの早速バスの反応があったので、これからも信じて使っていけそうな感じ。

ゆっくり巻いても早く巻いても良い感じに動くし、ステイさせても良さそうなので、色んなシチュエーションで使える。
但し、根掛かり回避性能は低いので、根掛かり回収器を持っておくといいかも。
(今回も早速根掛かったが、根掛かり回収器のおかげで回収に成功。)


