RAID JAPANのオフィシャルYouTubeチャンネルに、2020年新商品となるマイクロダッジの情報が上がっていた。
何とビックリ、エラストマー素材のクローラーベイトという、ありそうでなかったルアーになっている。
ルアマガ+の方にはいくつか画像が。
出典:ルアマガ+
ソフトルアーなのに綺麗にクロールアクションするし、それでいてソフトルアーならではのスナッグレス性能を持っていると言われたら・・・そりゃもう釣れるよね・・・といった仕上がりになっているっぽい。
コンパクトサイズで、従来の虫系ワームのようにチョウチンで使ったり一回岸に当ててから水面に落としたりといった使い方もできる上に、クローラーベイトならではのアクションで巻いて誘うこともできる。
これは是非とも使ってみたいルアーである。しかし、例によって発売されても人気ありすぎで全然手に入らない可能性が高い気がする。
となれば・・・・
自作したらいいのではないか?
と思った次第である。
目標は、エラストマーボディでスナッグレス性能は高いがちゃんとクロールするルアー。
それでは行ってみよう。
材料&作り方
エラストマー製のボディが欲しいので、ティムコのパニックシケイダーを材料にしてみる。
動画を見る限りマイクロダッジより小さそうだが、とりあえず気にしない。
これの羽根をハサミでカットする。
これでボディーの出来上がり。
次はちょっと固めの羽根を作る。
近くにあったプラスチックのカップの蓋を適当にカットして作成。
これをボディに通すのだが、エラストマーは良く伸びるので、とりあえず貫通穴を設けてしまえば大抵の物は通るはず。
ドライバーで穴を開けて・・・
羽根を無理やり通せば完成!
これがちゃんとクロールしてくれれば成功なのだが・・・
泳がせてみた:その1
早速風呂場で泳がせたらこうなった↓(動画:約5MB)
羽根が透明すぎてよく見えないが、リトリーブするとボディがプルプル動くルアーになった。
マイクロダッジのようにクロールするような動きにはならなかったが、これはこれで虫系ルアーとしてはアリなのでは・・・と思う。
もう少し真面目に作ってみる
1作目は偶然うまくいったような気がするが、ちょっと雑に作り過ぎた感があるのと、やっぱりもう少しクロールするようにしたかったので、羽根をちゃんとしたものに変えてみたらどうなるか試してみた。
そこで用意したのがレアリスの真虫。
固めのエラストマー製の羽根を備えており、ボディを分解すれば外せる構造になっているので、この羽根を拝借することに。
形状的にもマイクロダッジに近いような・・・
ちなみに羽根は左右の羽根が内部で繋がっている。
で、やってみたらこんな感じになった↓
なかなか良さげな感じになったが、泳ぎの方は・・・?
泳がせてみた:その2
泳がせてみたらこんな感じになった。(動画:約11MB)
いやコレ・・・結構アリなんじゃないの?
ちゃんとクロールするようになったし、泳ぎ出しも良いし、ひっくり返っても自然に戻るし・・・しかもフックはオフセットフックそのままなのでスナッグレス性能は変わらず。
我ながら良い感じに仕上がったと思う。(偶然だけど。)
野良ネズミに羽根を付けてみた
野良ネズミに真虫の羽根を付けてみた。
野良ネズミは元々羽根がないので穴を開けて羽根を通すのみ。
ちなみに、羽根を通す時はドライバーに沿わせて通し、後からドライバーを抜くとやりやすい。
なかなか良い感じ。重量は5.1g
泳がせてみた:その3
動画:約8MB
コレまたちゃんと泳ぐから面白い。真虫の羽根の汎用性がヤバい。
まとめ
エラストマーボディでスナッグレス性能が高く、ちゃんとクロールするルアー、という要素は一応クリアできた。
勿論クロールのピッチや幅、ロール具合、水押し、耐久性・・・など、ちゃんと設計されたルアーには及ばないと思うが、まあ個人で楽しむ分には十分かな、と思う。
この感じだと、この羽根を野良ネズミなんかに着けてもいい感じで動くのではないだろうか。
野良ネズミも上手く泳いだし、結構簡単に出来る事がわかった。
DUOで羽根だけ単体で販売してくれないかな・・・・