暖かくなってバスが浮いて来るようになると表層系ルアーの出番である。
そこで新たに導入したのがティムコのロンサムドリフター。i字系としてもS字系としても使えるという仕様。
やたらと長いフェザーフック、クリア素材の大きめなテール等、見た目も少し個性的なロンサムドリフターをインプレ。
基本スペック
全長 : 10cm
重量 : 9g
タイプ : Super Slow Sinking※
※水温15℃~20℃でスーパースローシンキング(メーカーHPより)
i字系ルアーとしてはやや大きめなサイズ設定。但し、全長10cmにはテール部分の長さも含まれるので他のルアーと比較するなら85mmクラスのミノーに近い大きさである。
外観など
↓横から
やはり特徴的なのがフェザーフック。ボディに対してかなり長い物が付いている。
背鰭、脂鰭、尾鰭も特徴的。これらは固いプラスチック板でできている。尻尾は手で曲げると多少曲がる感じはあるが、多分折れるので無理に曲げようとしない方がいいだろう。
↓上から
↓ジョイントの可動範囲はこれくらい
↓ジョイントは2点ジョイント
↓下から
↓テールは金属部品で止められている
↓テールの固定部には少し遊びがあり、左右に多少動くようになっている。
↓重量は9.7g。カタログスペックより少し重い。
ちなみにラトルは無し。ウエイトも固定されてるのでカタカタいったりもしない。
浮き姿勢
浮き姿勢というか沈み姿勢はこんな感じ。
フェザーの浮力でやや頭下がりのように見えるが、沈んで行くときはほぼ平行である。
ちなみにスーパースローシンキング、とカタログに書いてはあるが、管理人の持ってる個体はまあまあ普通にシンキングである。個体差なのか、スーパースローの感覚の違いなのか・・・
しかし見た目はリアルで良い感じだなぁ。俺がバスなら食うね。
飛距離
自重はそこそこあるので、ベイトタックルでも投げられる。但し、フェザーと尻尾とジョイントのお陰で空気抵抗が大きく、あまり飛びはしない。
まあその分姿勢を低くしてこっそりポイントに近づくなどの工夫をすれば良いだろう。
使ってみた感じ
フェザーフック、普通のフック両方で使ってみた。
まずフェザーフックじゃない場合にはS字系ルアーとして使える。幅の小さいS字アクションでナチュラルに誘うことができる。
トゥイッチさせた時のヒラ打ちアクションもなかなか良い。テンポ良くトゥイッチさせれば短い距離で頭を降りながら動かす事ができる。
フェザーフックの場合はS字アクションをフェザーの抵抗で抑えて無理やりi字系にしてる感じ。なので早めに巻くと少しS字アクションが顔を出す。
これを逆手に取って、リトリーブスピードを調節することで喰わせのタイミングを作るのもアリかなぁと思う。
また、前述の通りスローシンキングといいつつ結構沈むので、ドリフトで使う場合は少し流れのあるところで使うか、フックを軽くするなどしてウエイト調整してから使うと良さそうである。
釣果
メーカー公式facebookより
スイム動画
メーカーホームページより。
まとめ
使い方次第で色んな可能性のありそうなルアー。表層系ルアーの1つの選択肢として活用したいと思う。