庶民の味方、ダイソーには結構色んな釣具があるのだが、今回はナイロンラインをご紹介。
100円なのに平行巻で、カラーは透明と蛍光グリーンの2色、太さは1号~3号が置いてあるのを発見した。
ラインは消耗品なので、安くて使えるものがあればそれに越した事はないのだが、果たしてその実力や如何に?
外観など
パッケージはこんな感じ。実力はともかくとして、「道糸」の字の感じは強そうである。
正面からだとカラーはわからない。
上から見るとこんな感じでカラーがわかる。
裏面はこんな感じ。
勿論中国製である。尚、透明もグリーンもバーコードが同じなので、取り寄せる場合にはカラーは選べない可能性が高い。
開けてみるとこんな感じ。
綺麗に巻かれており、この時点ではちゃんとしたメーカーのラインと遜色無いように見える。
強度を測ってみた
測り方
・1m程度に切ったラインの両端にチチワを作り、上に重量計を付け、下には木の棒を付ける。
・木の棒を足で踏んで固定し、重量計を上に引っ張り、ラインが切れるまでの重量値を観察する。
・切れた時に表示されていた重量値=強度、とする。
ダイソーナイロン 1号 の測定結果
1回目:約1.1kg
2回目:約1.3kg
3回目:約1.4kg
1号≒4lb≒1.81kgなので、やや弱いような気もする。一方、チチワの結び目で切れるのかなーと思ったら意外にも3回とも結び目の無い所で切れてたので、結束強度はそこそこにありそうである。
ちなみに動画で見るとこんな感じ↓
これだけだと微妙なので、ちゃんとしたメーカーのラインも測ってみた。
ダイワ プレッソ タイプN 4lb の測定結果
1回目:約1.5kg
2回目:約1.5kg
3回目:約2.0kg
平均すると理論値に近い感じ。最小値の時点でダイソーナイロンの最大値を上回っているので、確実にダイソーラインよりは強い。
100mで1100円と価格は11倍なので、まあ仕方ないっちゃ仕方ない結果である。
動画で見るとこんな感じ↓
ダイワ バスX 4lb の測定結果
1回目:約1.5kg
2回目:約2.0kg
3回目:約1.6kg
意外とプレッソナイロンと変わらない結果となった。
こちらは300mで1000円前後なので強度だけで言うとお得感がある。蛍光系のカラーがあったらトラウト用にも使えるんだけどなぁ。
動画で見るとこんな感じ↓
まとめ
とりあえず測ってみた結果としては、強度はメーカー品対比で少し劣る事がわかった。
なので個人的にはバスとトラウトに使う事は恐らく無いと思う。不意に大物が掛かってラインブレイクした場合に、「ああ、やっぱり普通のラインを使っておけば・・・」と思う可能性が高いからである。
1個1000円するルアーを100円のラインのせいで無くしてたら元取れないしね。
但し絶望的に使えない、というわけでは無さそうなので、ハヤ釣りやハゼ釣りといった小物釣りに使う分には安くていいと思う。
まあエリアフィッシングで使う場合にはドラグの設定を少し緩めにしておいたら成り立つのかもしれないが、それだったら同じ強度でもう1つ細いラインを使った方が釣れるだろうし・・・
そこでふと思ったのだが、エリアフィッシング用に蛍光グリーンを巻いて、リーダーを2.5lbとかにして使えば成り立つような気がしてきた。
機会があったら試してみようと思う。
で、後日。リーダーをナイロン3lbにしてエリアフィッシングで使ってみた。
視認性が高いのでアタリが取りやすい。強度的には3lbよりは十分強そうだったので、リーダーを付けて使う分には使えそうな感触。
スピンキャストで使っても良い感じ。
但し、スピンキャストで使う場合はローターをしっかり濡らしておかないと巻き重りしやすいので注意。
安いのでマメに交換して使うのに良いラインだと思う。