テールにペラの付いたサブサーフェスミノーは各社から色んなのが出ている。
X-80プロップダーター(Megabass)、トリプルインパクト(シマノ)、ウェイクマジック(エバーグリーン)なんかがお気に入りだが、それらとは少し違った用途で使えるのがこのスピンテールバンゴーである。
というか、どっちかというとスピンテールバンゴーの方が先に存在してたんだろうけどね。
ちょっと泳がせてきたのでインプレ。
バルサルアーでお馴染みのバグリー社のバルサミノー、バンゴールアーのテールにプロップを付けたルアーである。
約4インチのBang O Lure Spintail 4と約5インチのBang O Lure Spintail 5の2種類が存在し、4インチは2フック、5インチは3フック仕様。管理人が所有しているのは4の方である。
潜行深度はカタログスペックで0-2ftなので約60cmとなっている。実際使ってみた所キッチリ60cmくらいまで潜っていた。
■長さ:4.25インチ ≒ 107.95mm
実測もボディ長さで約105mmくらいなのでほぼカタログ通り。
■重さ:1/4oz
実測は9.5gとやや重め。
■フックサイズ:多分#6
カタログに記載は無いが多分そんなもんだろう。
■外観
上から↓
下から↓
前から↓
リップには bagley’s の刻印が。年代によって刻印があったりなかったり、ボディに名前のプリントがあったりするらしい。
ペラ付近↓
ペラの前後にカップが配置されており、回転が凄くスムーズ。ちなみにウェイクマジックも同じ構造である。
■サイズ感
上から順に、ウェイクマジック(105mm)、スピンテールバンゴー、X-80プロップダーター(80mm)
長さはウェイクマジックと同じだが、スピンテールバンゴーの方が細くて軽いので、丁度上下のルアーの中間くらいのサイズ感。
■浮き姿勢
若干お尻下がり。バルサ素材だけに浮力は結構強い。
■重心移動:無し
■ラトル:無し
まずは普通にウェイクミノーとしての動き。竿を立ててゆっくり巻くと綺麗にロールしながら引き波を立てて泳ぐ。これだけで十分釣れそうである。
(動画:約0.8MB)
次に竿を寝かせてそこそこの速度で巻いた場合の動き。
普通に潜って行くのが見えるだろうか。
ペラは一方向にしか回らないので斜めに泳いだりしそうなもんだが、普通にまっすぐ泳ぐのが地味に凄い。よっぽど元々のボディバランスがいいんだろう。
少し分かりにくいが、最後に浮いて来るときにペラが回りながら浮いてくるのがまた釣れそうな雰囲気だ。
(動画:約1.1MB)
最後に水面でトゥイッチした場合。ペラによる音と泡がバスの補食音っぽくていい。長めにジャークする事で水面から一気に潜って逃げようとするベイトフィッシュを演出・・・とか考えながら使うと楽しい。
(動画:約1.1MB)
アメリカンルアーっぽい見た目に反して、色んな使い方のできる実用的なルアー。動かし方に選択肢があると、いざ釣れた時に自分で釣った感が出るのがいい。
強いて欠点を挙げるなら比重が軽いのであんまり飛距離が出ないくらいかな。
とりあえず春先以降が楽しみである。