2000年代初頭、ニシネルアーワークスの西根氏が開発に携わったトリプルインパクトというルアーがあった。
基本はプロップ付きのサブサーフェスミノーなのだが、かなり豊富なサイズ展開、ジョイントモデル等の派生モデルなんかもあったりして一世を風靡していた。
これが初代トリプルインパクトと言われるものである。
管理人は今でも初代を愛用しているのだが、残念ながら廃盤に。
それが2016年に復刻され、この「バンタム トリプルインパクト」となったわけである。
基本的なコンセプトは近いが、リアルな顔、鱗の造形は初代と違って、全体的にツルッとしたデザイン。
リップも根本が狭くて先端の幅が広い独特の形状。
ウエイトはリアフックの前あたりに固定ウエイトがあって、若干頭を上がりな浮き姿勢を保つようになっている。頭上がりといってもちゃんとリップは沈んでるので泳ぎ出しは抜群だ。
泳ぎはウォブリングとローリングの複合した動き。初代よりウォブリング成分が強くなっている。
ロッドアクションで頭からダイブさせて、少ない移動距離でじっくり誘う事もできる。
ペラの後ろには金属板が付いていて、ペラと金属板が干渉することでガシャガシャと音を出す仕組み。
飛距離については、ペラやリップの空気抵抗があるのと、浮力が強めなのが理由でそこまでぶっ飛ぶ物ではない。
とはいえ、30mくらいは飛ぶので実用上は十分だ。
基本スペック
長さ:107mm
重さ:19g
フックサイズ:フロント#2、リア#4
ボディもフックも大きめなので、食ってくるのは結構いいサイズばかり。
↑多摩川にて
水押しも強く、ペラの音のアピールも期待できるので、広範囲をサーチし、ここぞというところでは止めて誘うといった使い方がオススメだ。
シマノ バンタム トリプルインパクト
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